作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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弾きながらでは聞き取れないこと

練習や本番の内容を録音して後で聞き返すことが有益であることは、よく言われることです。そして、それはその通りなのですが、それでも、弾きながら注意をしていれば、録音までしなくてもある程度カバーできると思いがちですね。

録音してもしなくてもチェックできることと、録音しないと(=弾きながらの片手間では)なかなかチェックできないこととがあると思います。

録音しないとチェックできないことには、例えば、リズムの微妙なズレとか、音の長さの微妙な違いといったことがあります。傾向としては、符点のリズムなどは、テンポが速い方が厳し目のリズムになりがちで、その結果、そのリズムの動き自体が聞こえずらくなってしまいがちですね。また、音の長さについては、弓の返しの直前の音で意図しないディミヌエンドがかかってしまうことで、その音が短めに聞こえたり、そこで緊張感が抜けてしまうように聞こえるといったことがあります。

要は、音楽は聞こえてなんぼのものですが、それが意図したように聞こえないのであれば、聞こえるように工夫をしなければいけないわけですね。こういう観点からのチェックは、やはり自分を「聞く側」にきちんと置いてみないとできないことで、弾きながらの片手間というわけにはいかないと思います。

さて、話を戻しますと、符点のリズムが先ほど話したようになってしまうのは、恐らく自分の中で「リズムが甘くなってはいけない」という気持ちが強く、それが過度に音に表れた結果だと私は考えています。録音を聞くことによって、自分がやっていることとやろうとしていることとのギャップを感じ取り、それを補正してやる必要があるわけですね。

弓の返しの音については、自分が正しいと思っている音価よりたっぷり気味に弾くなどの「補正」を行うことが、時として必要になります。

ただし、自分の演奏を録音をすることが大切だと言っても、実は大切なのは、その録音を聞くときにどのような観点から聞くかということであり、そういう観点のレベルアップを心がけることが大切だと思います。音程を外した、とか、音が聞こえない、というレベルから始まって、上に書いたようなことにつながって、さらにその先も(=私の知らない世界)もあるのでしょう。本番の演奏であれば、会場の余韻との関係という観点もあるかも知れません。

アマチュアですから、あまり自分の演奏に批判的になるのもどうかとは思いますが、微分係数がごくごく小さな正の数値であっても正の数値であれば右上がりであるように、ごくごく小さな発見でもそれを続けていくことで演奏のレベルを少しずつ上げていくことができると思うので、普段から心がけていくといいと思いますね。
by violink | 2004-09-15 06:31 | Performance
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