作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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音程で色彩感を表現するために

同じフレーズでも、音程のとり方一つで明るくも暗くもなりますね。音程を高めにとれば明るめ、低めにとれば暗めのイメージになるといわれます。そのときの重要なポインは半音の音程ですが、基本的な捉え方として、半音の音程は全音の1/2ではなく(たとえば、Esの音程はDとEのちょうど真ん中ではない)、高めか低めのどちらかになるべきものだと思っています。

これは、①音階の中の半音(たとえばC-durのE、H)と、②曲中にいろいろ出てくる半音、の2つに分けて捉えられると思います。

①音程の中の半音
C-durのEとHは、それぞれF、Cに寄せて狭い音程でとるのが普通ですね。これによって、スケールが引き締まって聞こえます。(ただし、これは旋律を弾くときの音程で、和音を弾くときは事情が変わります。)こうした半音を広めにとりがちですが、広い音程でとる(E、Hを低めにとる)と、何となく緊張感のないイメージが醸し出されます。(憂鬱なニュアンスを持つ旋律などでは、敢えてそのようなイメージを狙うことがあるのかも知れません。)

②曲中にいろいろ出てくる半音
①の応用ですが、その半音がどのようなスケールの中で出てくるか(①に関連します)、ということだけでなく、伴奏形との関係も加わって、響き全体として自然に聞こえる半音の音程が決まってきます。旋律が自然に聞こえる音程と、和声が美しく響く音程が時として異なるため、前後関係や音価の長さなどを考慮して一方に妥協する必要も出てきますね。

いずれにせよ、バイオリン弾きにとって、音程は、画家がパレットに取り出す絵の具のように、よく考えて最良と思えるものを選ぶ、というプロセスが伴うものだと思います。あまり考えすぎると頭が痛くなりますが、「音のパレット」を豊かにする作業自体は楽しいものです。

その作業の一環として、CDの演奏を聴き比べてみると、同じフレーズなのに人によって音程が様々であることがわかります。正しい間違いではなく、表現したいイメージの違いとして聞き比べると、表現の手段としての音程が、よりはっきりみえてくると思います。
by violink | 2011-01-10 10:02 | Pitch | Comments(0)
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