作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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弓の配分について

バイオリンを始めてしばらくは、「表現たっぷりの音」というとすぐにヴィブラートのことを考えるのですが、実は、それぞれの音をどのくらいの弓幅を使って弾くかということの方が、実際に表現に与える影響は大きいのですね。

基本は音価の長さに比例して弓幅が変わるということなのですが、実際には、クレッシェンドがあったり、アクセントがあったり、などなど弓幅を工夫して弾く必要が出てきます。

名演奏家の演奏をテレビなどで見るときに、弓の配分ということに着目してみると、いかに様々な工夫をしているかが分かります。

もちろん、同じ音価の音を弓幅を変えて弾くということは、それに応じて弓のスピードも変わってきて、逆に言えば、弓が弾く位置の駒からの距離も違えば乗せる力も違ってくるということで、実際に出てくる音の音色が相当違ったものになるわけですね。

ピアニッシモの2分音符を一弓全部使って弾くのと、フォルテの2分音符を5センチの弓幅で弾くのとでは、音色が違うんですね。だから、違う音色を求めれば、逆に、ピアニッシモの2分音符を5センチの弓幅で弾くのと、フォルテの2分音符を一弓全部使って弾くということもありなんですね。

弓幅を変えて弾くときには、弓幅(=弓のスピード)に応じて、駒からの距離と乗せる力(というより腕の重みといった方がいいでしょうね。)を微妙に変えていくことができて、初めて音色の違い、ひいては表現の違いに結びついていきます。

したがって、練習するときには、最初は、弓幅を決めて、それに応じた駒からの距離と乗せる力を確認して、ということを切り離して意識しながらやっていくのがよいですね。練習が進むにつれて、このことを意識の外に追いやっても、きちんとできるようになってきますね。
by violink | 2004-04-13 07:33 | Expression
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