作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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「壊して」いくこと

音楽というものは、とても「起伏」に富んだもので、その「起伏」は、テンポ・リズム・音価という時間の要素、ダイナミクスというエネルギーの要素、音程・和声というカラーの要素のそれぞれが複雑に絡んだ起伏になっていると思います。

「起伏」というものでイメージするのは曲線ですよね。まっすぐ行くのではなく曲がる。。。そこにとてつもなく大きな意味があるのだと、僕は思います。

言うまでもなく、音楽は作曲家によって生み出されたもの。作曲家はどこでどう「起伏」を付けるかを考えて、その作品を作っているんですね。

「起伏」ができるところで、何かが変わっているんだと思うんですね。そこで何かを意図的に「壊した」ということだと思います。何が「壊された」のか、何によって「壊された」のか。。。そういうイメージが自分の中に湧き上がってくると、それを表現するきっかけが掴めるんだと思います。

。。。街中を歩いていると、今までなかったビルに突然出くわすことがありますね。「あ、こんなの建ったんだ。。。」とすぐ気づきます。が。。。その前に何が建っていたんだか、すぐに思い出せないことって多くないですか?

意識していないと、今まであったもの、「壊す」前のイメージというものは分からなくて、「壊した」後のイメージだけに安住してしまうことになるんだと思います。

こういうイメージを持ちながら曲を聴いてみると、今まで気づかなかったことが何と多かったことか、、、きっと愕然とすることでしょう。それと同時に、作曲家の思いというものに一歩近づいたような気持ち(錯覚かも)になれると思います。

こういった気づきが多ければ多いほど、自分の演奏の中に豊かなメッセージを込められるのだと、僕は思います。
by violink | 2005-02-08 08:30 | Expression
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