作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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フォルテとピアノ

音の強弱のつけ方は、バイオリンを弾くときの表現の重要な要素ですが、本当は強弱というと誤解されやすいんですね。というのは、「強い」と「弱い」は、必ずしもフォルテとピアノのニュアンスと一致しないからです。「大きい」と「小さい」というのとも、また違うニュアンスです。

例えば、目の前の人に話しかけるときに、大きな声、小さな声で話しかけるとします。大きな声から受ける印象は何でしょうか。興奮、怒り、歓喜、などなど。小さな声はどうでしょうか。安心、平静、などなど。要は、声の大きさは単に音量の大きさではなく、そこから何らかのニュアンスを感じるわけです。

これと同じような感覚で音を捉えてみると、声と似ている要素が相当あることに気づくわけですね。作曲家がなぜここをフォルテで弾けと言っているのか、なぜここはピアノなのか、ここからなぜクレッシェンドなのか、などといった表現上の疑問は、音を声に置き換えてニュアンスをつかんでみることで、自分なりの見方ができるようになると思うんですね。

そうすると、感情を込めて弾くということができるようになってきますね。人に伝えるメッセージらしくなってくるわけです。

音量については、「そこはもっと大きく」とか「もっと小さい音で」という言い方で指導されることが多いですが、それをテレビの音量のように捉えてしまうと、このようなニュアンスとか感情とかといった世界に結びついていかないものです。
by violink | 2004-04-16 01:21 | Expression
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