作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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テンポ感覚について

テンポというと直ちに思い浮かぶのは、インテンポ、アッチェレランド、リタルダンドといったところでしょう。あとは、メトロノーム・テンポの表記(四分音符を120で、というような)くらいでしょうか。

私たちは、楽譜に書いてあるテンポに忠実に弾こうとします。それは、作曲者の意図を尊重するからですね。ただ、ややもすると、譜面にリタルダンドしろと書いてあるからリタルダンドしているんです、ということにもなりかねません。

テンポが変わるということは、それによって新たなことを表現しようとしているわけですね。テンポが変わったからといって、表現がどのように変わるというのでしょうか。その答は、テンポの速さ遅さをメトロノームの数字から離れて感じてみることを通じて見えてくるのではないでしょうか。

例えば、電車が駅に近づくとスピードが落ちてきます。その駅が久しぶりに戻ってくる故郷であれば、「ああ、やっと着いた」という安らかな感情も生まれるでしょうし、その駅が受験会場であれば、「いよいよ試験だな」と気持ちが引き締まるのかも知れません。

普通の速さで話している人が、「だ・か・ら・さ」と、そこだけゆっくり話せば、じれったいと思っているのかも知れませんが、それが「じ・つ・は」だと、言いにくいことをこれから話そうとしているのかも知れませんね。

このように、普段の生活の中で遭遇するテンポの変化を見てみると、TPOに応じて様々に意味合いが変わってくることが分かりますね。音楽のテンポも同じように考えられないでしょうか。

曲の中でテンポが変わるところで、どのようにニュアンスが変わるのか、その都度特に意識して感じるようにするといいのかも知れませんね。

このようなテンポの感じ方は、譜面の中で指定されているテンポの変化だけでなく、メロディーライン、和声展開から自分が受けるイメージを表現していくために、隠し味程度に使っていくのも楽しいですよね。
by violink | 2004-04-25 02:00 | Expression
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