最近、人に勧められて購入したスピーカーでCDを聞くようになってから、CDを聞く頻度が大幅に増えました。というのも、そのスピーカーから出てくる音がリアルで、まるでその場で演奏しているような音を聞かされているからなのです。
タイムドメインという日本のメーカーが作っている小型・廉価なスピーカー(左右ペアで2万円でお釣りがきます。)で、iPodに接続すればちょうどいいような大きさ、デザインなのですが、その小型スピーカーがCDから送られてくる信号を全身でしっかり受け止めて、自ら振動して送り出してくる音に、衝撃を受けました。
音というものはエネルギーの塊であって、フォルテとは、大きい音ではなく力強い音だということが、理屈でなく聞こえてくるんですね。それはまさに、ライブでしか味わえないものだったと思います。音の解像度のような概念を超えた、実際の演奏の「再現」というのではなく、まさに、その場で演奏が繰り広げられているような錯覚に捉われるほどでした。
音に対する自分のセンスを磨いていくために、こういうスピーカーで名演奏を聴き続けたら、さぞかし勉強になるだろうと思いました。
どうやら、スピーカー製作の世界にも、「音作り」ということがありそうですね。。。