作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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弓を返した直後の音の立ち上がり

楽器をきちんと鳴らすためには、弾き出すときに音をきちんと立ち上げる必要があることは、以前のメモでも書いたと思いますが、その「音の立ち上げ」について、初めて弓を置いて弾く音と、弓を返して弾く音とでは、多少違うイメージで捉える必要があると思っています。

それは、弓を返した直後の音を弾くときは、楽器は既に振動しているので、初めて弾き出す音のときほど、立ち上げに苦労する必要がないはずだということです。更に言えば、立ち上げに苦労するとすれば、それは弓を返すときに楽器の響きを殺してしまっている可能性があると思います。

特に、スラーのフレーズが上手くつながらないような場合、弓を返した直後の音の立ち上げが上手くいっていない可能性があると思います。それは、楽器の響きを殺してしまっているか、あるいは、響きを殺してはいないもののことさらにアタックをつけてしまっているかのどちらかだと思います。

前の音できちんと鳴っているその楽器の振動を上手く引き継ぐ、というイメージでやると上手く行きやすいと思いますね。尤も、そのためには前の音がきちんと鳴っていなければいけませんが。。。(笑)
by violink | 2005-09-24 06:57 | Bowing
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