作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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<番外編>匿名性のない音楽(その2)

有楽町のHMVで何気なく手に取り、試聴したCDです。。。

最近人気の「のだめカンタービレ」のメインキャラクターである千秋真一とその仲間たち、R☆S(ライジングスター)オーケストラが、何と、ブラームス交響曲第一番をレコーディングしたのだそうで。架空の指揮者とオーケストラじゃないですかー、と思うとともに、実際は誰が演奏しているのかなー、と。

演奏内容はすがすがしく爽やか。ただし、やや無機的な感じです。水に喩えるならば、ミネラルウォーターというよりは電解還元水ですかね。。。どこまでも毒気のないブラームスでした。

カップリングで収録されているドヴォルザークの交響曲第8番の第1楽章が、これまた面白いですねー。スコアをいじった間違い探し用の演奏とスプラフォン版に基づく演奏が入っていて、比較してみると面白いと思います。間違い探し用は、やはりどことなく違和感ありです。

僕は常々、こういう間違い探しというか、和声進行をわざと変えたような演奏がいろいろな曲で出てくるといいのになー、と思っているもので。。。今回これに出会えて大変幸せでしたー。

さて、文体も元に戻して本題です。。。

このCD、実際の演奏者は明らかにされていないものの、架空の演奏者はしっかりと明示されていて、そこに匿名性のない音楽の新たな一面を発見したんですね。逆に言えば、架空の演奏者を立てて、そのキャラクターをハッキリ打ち出した上で、そのキャラクターを生かした演奏を、その架空の演奏者の演奏として世に出す。。。というのは、大変面白い試みだと思うんですね。演奏者自身が自分により身近なものになるからです。

自分がその人となりをよく知っている演奏者の演奏を聴くような感覚に、ふと囚われるところが面白いと思いました。匿名性のない音楽の性格を逆に利用したと言えるかも知れませんね。
by violink | 2005-09-24 12:42 | Others
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