作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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ピアノとのデュオを聴かせるために

およそバイオリンを弾く人であれば、発表会などを含めて、ピアノとのデュオを演奏する機会がそれなりにあるのではないかと思いますが、その練習の際には、縦の線が合っているか、音量的にピアノに負けていないか、の2点にことさらに注意が向きがちだと思います。

これらは基本中の基本であり、まずクリアしないとそもそもデュオが成立しないという類のことだと思います。その上で、デュオとして聴かせるために、楽譜に書いていないことで注意すべきことがあるとすれば、ピアノとバイオリンのどちらがリードするのか、バイオリンの音程をどこまでピアノに寄せるかの2点ではないかと思っています。

ピアノがバイオリンの伴奏に徹している演奏は、その正反対の演奏よりは遥かに聴きやすいと思いますが、曲全体を通じてピアノが従に回ることが求められるケースばかりではありません。簡単な例では、ピアノがメロディー、バイオリンが伴奏の役回りをするようなケースでは、当然、ピアノがリードすべきですね。だいたいは雰囲気で分かるものだと思いますが、ここはピアノ、ここはバイオリンと、きちんと意識して捉え直して練習してみると、そうでない場合に比べて、メリハリの利いた演奏になると思います。ピアノとバイオリンの音量のバランスも当然関係してくるでしょう。また、音色の性格も変える必要があります。こういうテンポをリードするのはどちらか、という点だけでない部分に意識を向けることで、メリハリが出てくるのだと思いますね。

次に、音程のことですが、みなさんご存知のように、バイオリンは純正調、ピアノは平均律ということで、それぞれがそれぞれの調律で弾くと音程が一致しないところや、和音がハモらないところが随所に出てきてしまいます。ピアノは音程を変えることができませんので、音程の折り合いをつけるのはバイオリンの方の仕事ということになります。特に、ピアノとバイオリンが一緒に長い音価の音を弾いているときの音程や、一緒に弾き終わるところの音程が目立ちますので、そういうところでバイオリンの方が音程を上手くピアノに付けることができると、デュオの響きが格段にレベルアップします。

特に、音程のことは、アマチュアの永遠の課題でもありますので、自分だけで精一杯のところをピアノのことを考えて微調整するところまでは手が回らない、という事情はあると思いますが、曲全体でこれを完璧にやるのは無理にしても、一部を取り出してみて、そこだけ集中的に音程を考えることも、耳の肥やしになると思いますね。慣れてくると、ピアノの音程をある程度予測して、そこにはめ込んで行けるような感じになると思いますので、長い目でみて、しかし、諦めることなく取り組み続けるのがよいと思いますね。
by violink | 2016-09-26 06:14 | Performance
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