作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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表現と感情

音楽でも絵画でも文章でも、およそ表現というものの裏には感情があると思います。もちろん再現芸術と言われる音楽(文章の朗読も同じカテゴリーですかね。)と絵画とは一緒にはならないでしょうが、およそ芸術家が表現したいと思うような何かがなければ、表現は生まれないものだと思います。

そこで、再現芸術たる音楽を演奏する側としては、作曲家が何を表現したかったのか、ということを模索することになります。本来、作曲家が表現したことは一つですが、演奏家によって解釈が違うということは、往々にしてありますし、その結果、いろいろな演奏スタイルが現実に存在します。

どれが正しいか、どれが間違っているか、ということを考えるほど、僕の手許には手がかりがありませんし、また、実際には正誤の問題ではないとも思います。が、音楽の場合、表現手段が一人歩きして、不可解な状況が生まれやすいと感じます。ヴィブラート、ルバート、アクセントなどなど、それを使うことで何かを表現したような錯覚に陥りやすいものをどう使いこなすか。このことに常に気を付ける必要があると感じています。

一人の人間として持ち得る感情のバリエーションは、性格や人生経験など、個人個人によって違う部分も大きいと思いますし、芸術家というのは凡人より遙かに多彩な感情のバリエーションを持っているのかも知れません。

それを全て汲み取ることは無理かもしれませんが、少なくとも、自分自身が、自らの人生経験から会得した感情のバリエーションの中で投影してみることはできると思うのですね。そういう作業を通じて、表現と感情のリンクをしっかりと保つことが、とても大切ではないかと思っています。
by violink | 2006-02-20 18:00 | Performance
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