作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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聴き手に届いて初めて表現される

コンサートの録音(ホールの後ろの方での)を、聴いてみて、自分が思ったほどには表現がついていない、ということはよくありますよね。表現したのに聞こえていない、のではなく、聞こえるほどには表現されていない、ということです。

どうすれば表現として聞こえるのか、これは、耳元での聞こえ方からホールの後ろに届く音をイメージできるか、と言い換えられると思います。そして、それはとても難しいことのように思われがちです。しかし、大きくは2つの点に集約されるように思います。

一つは音質の問題。もう一つは「身振り」の問題。

まず、音質の問題ですが、遠くに届く音というのは、途中で減衰する要素が少ない音、つまり、ピュアな音であると思います。一方、耳元でしか聞こえない音というのは、ノイズの多い音だと言えます。そこで、耳元でできるだけピュアに聞こえる音を出していく、ということです。

ピュアな音は、小さな音でも遠くまで届くんですね。ですから、遠くまで届かせようと思えば、その分ピュアな音を目指すと言ってもいいと思います。もちろん、遠くまで届くからといって、大きな音で聞こえるわけではないので、ダイナミクスの話は別にあるわけですが。

もう一つの「身振り」の問題は、単に聞こえるだけでは、聴いている側に印象が残りにくいということで、いわばテレビのキャスターのような、歯切れのよいメリハリの利いた表現を心がけるということでしょうか。

今回のトピックは、バイオリンの演奏のごく基本の部分の話でありながら、日頃、疎かになりやすいことだと思います。僕自身にとっては、永遠の課題であります。。。
by violink | 2006-04-01 17:17 | Performance
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