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テンポ・コントロールのコツ
さて、この直前にアップしたメモの話の続きです。
そうは言っても、テンポも露骨に変えるわけには行きません。せっかく小回りの利くアプローチなのですから、そこは工夫が必要だと思います。 テンポのコントロールでは、なにしろ、カウントする単位が重要だと思っています。メトロノーム上でいくつ、ということは置いておくとして、同じテンポでも四分音符で数えるか、十六分音符で数えるかで、やはり微妙にテンポ感が違ってきます。 例えば、ブラームスの交響曲第2番第1楽章のエンディングの部分、ホルンの旋律と弦のピチカートですね。この2つの動きを微妙に異なるテンポ感で処理したいと思います。とは言っても、基本、一緒に演奏しているわけですから、噛み合わないと話になりませんね。 そこでカウントする単位で工夫するわけです。ホルンは1小節1カウント、弦は八分音符1カウント、これで自然に出てくるテンポのニュアンスの違いが欲しいのですね。全体を一緒に聴いている側にいると、ゆったりしたテンポとサクサク進むテンポが交互に出てくるような、それでいて、流れは一定であるような、そんな聞こえ方を目指したいものです。 まあ、今回のお話は、何も目新しいこともないのですが、余りに平凡で立体感のない演奏を改善しようとするときのきっかけになるポイントだったりしますので、敢えて取り上げてみました。
by violink
| 2006-06-04 22:25
| Expression
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