作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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指がもつれるときは

 早いパッセージを弾くときや、同じ音型を繰り返すような場合に、左手の指がもつれることがありますね。大抵は、メカニカルな問題であり、ともかくもそのテンポでその音型が弾けるようにするために、ゆっくりしたテンポから練習していくことで解決します。

 ただし、練習して弾けるようになったはずなのに時として弾けなくなる、ということがあります。これはもはやメカニカルな問題ではなくて、頭と指との連携が取れていないことによる場合が多いですね。

 練習できちんと弾けたのに時として弾けないことがある、というのは、練習の時には入っていなかった力が入っているためであることが多いです。そして、そういう力が入る原因は、実は頭の中での音の塊の捉え方にあったりするんですね。

 要は、頭は指の動きを一音ずつ切り離して認識するのではなく、いくつかの音の塊として認識するということなのだと思います。その塊とは、例えば、同じポジションで弾くいくつかの音をひとつの塊で捉えるとか、同じパターンが繰り返されるパッセージではそのパターン一つ分をひとつの塊と捉えるとか、そういうことですね。

 そういう塊ごとに捉えていくと、次に、その塊ごとに頭の中をフレッシュにしていくようなイメージが大切になってきます。パソコンで言えば、不要なデータが詰まったキャッシュをクリーンにするようなことでしょうか。

 弾き終わった音のことは忘れて構わないわけです。逆に、これから弾く音に神経を集中する必要があるわけですね。頭から指に伝わるには、一定のタイムラグがありますので、まずは頭の中でしっかりと次に出てくる音型をイメージして、それから弾く、という順序で物事が進んでいくようにする必要があります。

 特に、テンポが速くなってくると、心して早め早めに頭で次の音型を捉えていかないと、指が追いつかなくなってきます。速いテンポで弾けない、ということの原因は、頭で音を捉えるタイミングが遅い(=逆に、指をそのテンポで動かすこと自体はできる)ということが結構あるものです。

 このように頭を使えるようにするための練習も、ゆっくりから始めるのが効果的ですね。最初はぎこちないと思いますが、慣れてくると驚くほど左手の動きがスムーズになってくるはずです。(もちろん、まずは部分練習で物理的にインテンポで左手の指が回るようになっていることが大前提ですけれど。)
by violink | 2004-07-09 07:04 | Fingering
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