作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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クォリティの高い音とは...

よい音って何でしょうね。雑音の少ない音でしょうか。これは遠くにきれいに響いていきますね。楽器が自然に鳴っているときに出てくる音です。

楽器が自然に鳴るためには、音の出し方ももちろんですが、音程も非常に大切ですね。音程が合った状態というのは、カメラでピントが合った状態に似た感覚がありますね。音のすべての要素が一点に収斂していくような感じです。

逆に、こういう収斂する感じが分かってくれば、これが感じられるかどうかで音程が合っているかどうかも分かるようになりますね。

ただ、楽器も弾き込んでいって初めてこの収斂する感じがよく分かる鳴り方をするようになってきますね。自分の楽器がこの「境地」に達するようにするためには、丹念に正しい音程で、よい音の出し方で弾いていくということを、気長にやっていく必要があります。

このようにして、素材としてのよい音が身についてくれば、音色の幅を広げていく準備ができてきたということだと思いますね。どういう弾き方をすればどういう音がするのか、いろいろ試行錯誤して、自分なりにつかんで行くのがいいでしょうね。

要は、弓のどのあたりで、駒からどのくらい離れたところを、どのくらいの弓の速さで、どのくらい重みを乗せて弾いたら、どんな音がするのか、ということの実験の蓄積だと私は思っています。

あとは、自分の好みの問題で、「こういう音色に惹かれる。こういう音を出したい。」という欲求が強いほど、音の突き詰め方も厳しく細かくなっていくのだと思いますね。
by violink | 2004-03-25 01:39 | Sound
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