作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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カテゴリ:Tempo( 7 )

テンポを上げるときの注意点(先ほどの補足)

これは、ゆっくり練習することとも関連するのですが、ゆっくり弾けてもインテンポでは弾けないとき、考えられる様々な原因の中で、特に見逃されやすいことの一つに、音の立上りに必要な時間(タイムラグ)があります。

音が出るまでにかかる時間、そして、音が出てから楽器が鳴るまでの時間という、2種類のタイムラグがありますね。そして、速いテンポになるほど、一つの音の長さに占めるこれらのタイムラグが無視できないものになってきます。

もちろん、音の立上りは楽器や弓の性能にも依存しますので、練習方法だけの問題でもないですが、道具を取り替えるのは容易なことではないので、ここでは捨象します。

要は、ゆっくり練習するときには、音の立上りに注意を向ける余裕も比較的あるはずですので、インテンポで弾くときにも通用するような、立上りの良い発音を常に心がけることだと思います。

音が綺麗にピンと立ち上がったときの、あの何ともいえないキラキラした音を常にイメージして、憧れを持ちながら、楽しく練習したいものですね。
by violink | 2007-08-18 23:03 | Tempo | Comments(0)

テンポ設定のヒント

楽譜に書かれているテンポは、ごくごく大雑把なものでしかありません。ライブでの演奏のテンポを測ってみても、CDの演奏のテンポを測ってみても、実際のテンポの変化は、楽譜に書かれている場所以外でも頻繁になされています。

インテンポの中での揺らしという言い方もできるのでしょうが、言い方はともかく、テンポをどうするということは、音楽表現に直結するものですので、テンポを動かすことによって、その箇所の印象が前後との関係でどう変わってくるのか、ということを常に意識することが大切だと思っています。

そういう実験めいたアプローチと同様に、いや、それ以上に大切なのは、楽譜の背後にある作曲家の意図でしょうね。それをどう読み取るか。ヒントは楽譜にしかありません。楽譜にしか、とは言いましたが、それなりにヒントは転がっているものだと思います。

思い付く限り、ヒントになりそうなものを並べてみると、調性、メロディーの音型(特に、どこに頂点があるか、大切な音はどれかなど)、伴奏の音型(特に、音符の粗密の変化など)、その楽章全体の中での位置づけ、ダイナミクス、響きの厚さ薄さ(実際の響きではなく楽譜上の音の多さのようなもの)、などなど。。。

直感で処理できるように、究極的にはなっていくのだと思いますが、それまでのプロセスでは、こうしたヒントをいちいち意識して、音楽をどういう流れに持って行くのか、考える方が、得るものは多いと思っています。

这边中文版
by violink | 2006-06-25 19:04 | Tempo | Comments(0)

弾き方と聞こえ方

あるフレーズを歌おうとするとき、誰もが考えることの一つに、テンポを揺らすことがあると思います。「揺らす」というのが曲者で、テンポを揺らしてはいけないのだと思っています。それでも、CDを聞くと、インテンポとは言えないケースがあると思います。あれをどう理解すれば良いのでしょうか。

「テンポを揺らす」のと「テンポが揺れる」のとでは、意味合いが全く違うのだと、僕は思っています。「テンポが揺れる」のは、揺れる理由があるからで、「テンポを揺らす」のは、揺らしているからに過ぎないのですね。

音楽的な意味を考えるとき、揺れる理由があって「テンポが揺れる」必要があるのだと思います。CDを聞くときに、そのような感覚を持ちながら聞くようにすると、演奏家の意図ひいては作曲家の意図(と自分に思えるもの)が見えてくると思います。

現象だけ捉えれば、揺れているテンポに注意が向きやすいのは仕方がないとして、どう揺れているかに気持ちが向きすぎると、何故揺れているのかが疎かになると思います。

実は、テンポが揺れているのではなく、その特定の一音を強調したくて、そのためにその音のところだけ微妙に長く弾いているのだ。。。ということもあるかも知れません。そして、その音を強調して聴かせることには、音楽的な意味合いが潜んでいるかも知れません。

理屈ばかりこねていてもつまらないですが、テンポの揺れが、楽譜に書かれた音符に込められた作曲家の意図を反映しようと演奏家がした結果なのだ、と考えるなら、やはり、テンポの揺れを単に現象として捉えてコピーするのではなく、その背後にある意図に思いを馳せてみることに意味があるのではないかと思っています。
by violink | 2005-10-04 01:52 | Tempo | Comments(0)

テンポの表情

演奏が生き生きとしたものになっているとき、大抵はテンポ自体が一定の枠の中で自由自在に変化していますね。これは、テンポが伸縮しているというのではなく、流れとしてはインテンポであっても、その中でメリハリがついているということだと思います。

そのメリハリがメリハリとして聞こえるためには、テンポをどう動かしているのか、ということについて自分なりの考え方がしっかりしている必要があるのだと思います。

ここでいうテンポの変化を直感的に感じるには、本当にインテンポ(=メトロノームのような正確さ)で演奏されたものと比較するに限ります。なかなかそういう録音を聴くことはないものですが、一様なテンポで演奏すると非常に退屈な雰囲気になるものです。

逆に言えば、音型の方にテンポの作り方のヒントがあるのだと思います。自分の好きな曲を、自分の頭の中で完全に近いインテンポで「演奏」してみて、その後で、もう少し自然な流れに雰囲気を変えて「演奏」してみると、それらの間にはテンポ設定という点だけをとってみても、相当な違いがあることに気が付くと思います。

この作業は推敲の積み重ねの作業で、「ちょっと間延びしているな」とか「ちょっとせっかちだな」とか感じながら、テンポの「微調整」をする中で、自分なりにピタッとくるテンポの感じがみえてくると思います。そこまで行ってから、自分がどんなテンポ設定をしたのか、と振り返ってみると、逆にそこから自分がテンポを揺らすことで表現しようとしたものがはっきりみえたりもします。

自分の演奏を聴く相手に、そのようなテンポ変化の意図まで伝えようとするのであれば、こういう意識化の作業は避けて通れないと思いますね。
by violink | 2005-09-30 21:02 | Tempo | Comments(1)

テンポとルバート(=「音を運ぶ速さ」)について

弾く速さについて語るときの概念としては、大抵はテンポかルバートかで割り切れていると思います。これらは全く異なるものなのでしょうか。そうではないと、僕は思います。むしろ、インテンポとそれ以外という分け方をしてみると、ルバートをするとかしないとか議論しない箇所でも、必ずしもインテンポで弾いているわけではない、ということです。

というわけで、ここでは敢えてテンポとルバートを分けずに、単に「音を運ぶ速さ」、略して「速さ」とします。さて、速さのことを考えるのは何故でしょう。それは、まず、楽譜に速さについての決まり事を作曲家が書いているからで、それは一つの表現上の意味を持ったものだからですね。

ただし、それだけではないと思います。楽譜に明示的には書かれていない速さもあると思うんですね。それは、フレーズの流れや和声の感覚から来る速さだと思います。その速さで弾くことで、フレーズ感がより明確となり、和声の持つ意味がよりはっきりするような、そういう速さのことです。

同じ曲をいろいろな演奏家が弾くのをコンサートやCDで聴いても、それがために飽きることがないのは、この速さの捉え方には、演奏家が介在する余地が多分にあって、演奏家毎の捉え方が様々だからでしょう。そして、音楽の本質を捉えている、と思えるような速さで弾かれたときに、僕たちの感性にビビッと来るのではないかと思います。

さて、このような速さの捉え方をしたときに、実際に自分が弾くときにどの速さで弾くのか、という疑問が当然起こるでしょう。その疑問に答を与えるのが、「変化」という捉え方だと思います。フレーズの変化、和声の変化、そして変化の方向(といっても指差せるものではありませんが。。。)がそれです。

そこで、フレーズ単位、和声のグループ単位といった固まりで、速さということを考えてみる意味があると思うんですね。実際、僕が聴いてビビッとくる演奏は、こういうアプローチをしていると思われるものが圧倒的に多いです。音質を変えなくても、微妙に(あくまに微妙にですが)テンポを変えるだけで、曲の雰囲気はガラリと変わるものです。

このことは、自分の音楽体験(=聴く方)の中で、何か一つ実例が見つかると、とても簡単に理解できることではないかと思いますね。
by violink | 2005-08-10 06:40 | Tempo | Comments(2)

テンポ設定のヒント

お久しぶりです。。。(笑)

実は、約1カ月後に室内楽の本番を控えているのですが、今回は、その練習の中で、かなり意識するようになったことを書いてみたいと思います。

それは、テンポの設定の仕方です。

テンポと言われてイメージするのは、メトロノームの数字、速度標語、アッチェレ(=アッチェレランド)、リット(=リタルダンド)の4つくらいでしょうか。多少気を利かせても、フェルマータとゲネラル・パウゼが加わるくらいですね。

さて、これらに共通するのは何でしょう? それは、速さ、長さという数字的なイメージだと思います。そして、この数字的なイメージでテンポを捉える限り、音楽表現としてみたときに、どうしても違和感というか、行きたいところに行き着かない歯がゆさが残ってしまうんですね。

頭を切り替えて、2人の会話をイメージしてみます。

会話のスピードというものがあります。2人の話すスピードも2人それぞれです。
話の流れによっては、沈黙もあります。突然、速まることもその逆もあります。

普段の人との会話の中で、僕たちは、会話のニュアンスと話すスピードの関係について、何らかの関連をみているのだと思います。そして、このイメージは、音楽を聴くときの、自分としての受け取り方にも関わってきていると思うんですね。

例えば、「これだけは分かって欲しい」ということがあって、それを相手にどう伝えるか。繰り返し言うこともあるでしょう。相手が理解しているか確認しながら話すこともあるでしょう。ゆっくり噛みしめるように語るのかも知れません。

そういう感覚を、楽器を弾くときにも思い起こしてみたいと思うんですね。

今回は、テンポ設定といいながら、それよりも広めのトピックになってしまいました。
テンポとは、そういう広がりを持ったものだからかも知れません。
by violink | 2005-03-13 07:45 | Tempo | Comments(0)

テンポのコントロールについて

テンポといえばメトロノーム、メトロノームといえばインテンポ。インテンポ以外は、アッチェレランドとリタルダンド。。。と、このように割り切ってしまえば、弾く側はそれなりに楽なのでしょうが、聴く側からすれば大変辛いモノがありますね。

自分が弾くことになっている曲をCDで流しながらメトロノームを鳴らしてみても、なかなかハマッてくれないという経験は誰しも一度はあることと思います。しかし、それでテンポは揺れるものと短絡して、自由自在にテンポを揺らして弾いてみると、今度は聴いている人から「気持ち悪い」と言われますし、知らず知らずのうちに、そのようなテンポの揺らしが癖になってしまいます。

テンポというものを、速さとしてではなく、気持ちの盛り下がり、盛り上がり、落ち着きなどというように捉えてみるとどうでしょうか。気持ちとはみえないものです。それをテンポで表現するのですから、余り露骨に動かしてもそれらしくはなってきません。

メトロノームを鳴らしながら、そのテンポに乗ってはいるけれども何となく後ろに倒れたテンポとか、逆に、何となく前傾姿勢のテンポというものをイメージしてみましょう。あるいは、インテンポから徐々に後ろ倒しになるテンポとか、インテンポから徐々に前傾姿勢になるテンポをイメージしてみましょう。このような重さ、軽さ、徐々に重くなる感じ、徐々に軽くなる感じでありながら、インテンポの上に乗っているというテンポが、実は、いろいろなニュアンスを帯びてくるように感じています。

楽譜上に明確に書かれたアッチェレランドやリタルダンドや速度標語以外のところで、こうしたニュアンスの使い分けをしてみると、音楽が生き生きしてくるとは思いませんか。
by violink | 2005-01-06 20:00 | Tempo | Comments(4)