作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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カテゴリ:Rhythm( 3 )

3連符で一番大切な音は?

ブラームス交響曲第4番。。。それは、僕にとっては、大学オケでコンマスを務めたときのメインの曲でして、それこそ、スコアの隅々まで目を走らせ、本番の後では、打上げでの酔いの勢いに任せて、指揮者の先生に、本番でお使いのスコアを所望し、いただいてしまったほどの曲なのですが、本日、通勤途中で、久しぶりに全曲を通して「聴いて」みました。

第1楽章の第2主題というのでしょうか、木管がDis-(E-F-Fis) Fis-E-Dis C-(Cis-Dis-E) B-(H-Dis-Fis) H...というところです。ハイフンがないところが小節線で、カッコで括ったところが3連符になっていますね。どこのことかイメージできますか?

ここを頭の中で流しながら、(もっと正確に言うと、その直前のところ(=低弦が3連符を弾いているところ。)からのつながりを「研究」していたのですが。)ふと、3連符の音の移り方のタイミングに思いが集中したんですね。

一般に、4拍子系の曲の中で出てくる3連符には、意外さ・新鮮というニュアンスがあると、僕は思っています。ここの木管は、どちらかと言えば意外さよりも新鮮さかな、と思いますが、それをよく聞かせるためには、2つ目の音への移り方が大切だと思っています。ここで「3連符だ!」ということが認識されるからですね。

そういう耳でいろいろ聞いてみると、ここの移り方が微妙に遅くて、重たい雰囲気になってしまうことが、よくあるんですね。2つ目の音が遅くなると、3つ目の音も必然的に遅くなってしまうので、全体が遅く重たく聞こえてしまうんですね。

逆に、2つ目の音がスパッと移れると、清々しい3連符のニュアンスが出ると思います。そして、このニュアンスに慣れると、「病み付き」になりますね。

さて、忘れがちなのは、3連符があれば、その後にいつもの2連の世界に戻るということですね。その瞬間に「戻った!」ということが聞こえないといけないわけです。そのためには、どんな工夫がありますかね? 僕なりには答があるのですが、敢えてopen questionということにしておきたいと思います。答は、みなさんにお任せします。。。(笑)
by violink | 2006-05-25 21:49 | Rhythm | Comments(0)

符点のリズムのワナ

符点のリズムとは、今さらですが、3:1のリズムを指しています。符点8分音符+16分音符、符点4分音符+8分音符、などが代表例ですね。

この符点のリズムは、日本人が不得意と言われるリズムで、甘くなりがちと言われます。実は、この「言われる」が曲者で、甘くならないように注意を払いすぎる傾向があります。僕自身の経験上(オーケストラなど)も、符点のリズムが3:1になっていないことは日常茶飯事ですが、これが甘すぎると注意されますが、厳し目になっていても注意されないことが多かったと思います。

そういうわけで、符点のリズムは、総じて厳し目(つまり、3.2:0.8とか。)になりがちです。もちろん、多少厳し目にして耳には丁度良く聞こえるという面もあるようですが、それは、3:1がきちんと出来ることが前提のお話だと思いますので、まずは、3:1の割り方できちんとできることが大切だと思うんですね。

特に、メロディーを歌うときなど、ルバートをかけていてテンポが微妙に伸縮するような場合に、そのテンポに応じて3:1をきちんとやる(やっているように聞こえさせる)というのは、結構難しいですね。疎かになりやすいです。

それから、ゆっくりしたテンポでやるときですね。同じメロディーをどんどんテンポを落としていくと分かりますが、遅いテンポでは、3:1が厳し目になりやすいと思います。

恐らく、作曲家は理由があって3:1のリズムで書いたはずなので、まずはそれを正確にやるところからスタートする必要があるのだと思いますね。その上で、解釈上、厳し目にやるということはあるのでしょうね。
by violink | 2006-02-23 20:12 | Rhythm | Comments(2)

拍子感覚とリズムの感じ方

耳から音を覚えて、それが気に入って、自分でも弾こうと思い立ち楽譜を手に入れる。。。という順序で、新しい曲と出会うことってありますよね。

耳から聞いてメロディーを覚えている段階では、自分なりに拍子を感じていて、それを基にして「譜割り」のような感覚を持っていると思います。そして、実際に楽譜を見たときに、多かれ少なかれ、自分の拍子感覚との違いを見せ付けられるわけですね。

この事実はよく知られたことですし、耳から覚えて練習することの問題点として指摘されることもあります。メソッド自体の良し悪しの議論にまで発展する場合もあるでしょう。

確かに、楽譜は作曲者が残した全情報であり、その情報を掴み取らずに演奏するのはよくないと、僕も思います。が、楽譜の内容を鵜呑みにするのでは、表現できるものの幅も狭まってしまうと思います。

楽譜の内容を鵜呑みにする、、、とは何を言いたいのかというと、たとえば拍子感覚です。耳から聞いたときには4分の2拍子だと思っていたものが、楽譜を見ると8分の6拍子だった、などという経験は、楽器を演奏する人にとっては日常茶飯事だと思います。そこで、直ちに自分の感覚を訂正するのもいいですが、しばし、自分の感覚と作曲家が譜面に残したものとのギャップを楽しんでみるのも面白いものです。

そもそも、作曲家自身、どの拍子にするか推敲を重ねた挙句にやっとたどり着いた結論だけしか、楽譜には書かれていないのかも知れないですし。

さて、話を戻すと、たとえば、クライスラー作曲の「愛の喜び」。あの曲は3拍子系ですが、2拍子系で割ってみることも可能ですね。そして、拍子の感じ方を変えると、リズム感覚が変わるので、出てくる音の軽さ重さのようなニュアンスにもつながってきます。僕などは、この曲は、パーツによって拍子のとり方を多少変えてみたりします。それによって躍動感をより感じることができるので。。。

「愛の喜び」は、僕がいろいろな演奏を聞いた曲の中でも、特に、ひとつひとつのリズムの捉え方、音の軽さ重さなどなどの表現が、演奏者によって相当違う曲の一つです。つまらない演奏から非常に面白い演奏までの触れ幅が非常に大きいですね。何がその演奏を面白くしているのか、そのベースには弾く人がどんな拍子感覚でその曲を感じているか。。。ということがあると思っています。
by violink | 2005-08-25 06:10 | Rhythm | Comments(4)