作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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移弦をスムーズにやるために(続編)

このトピックについては、以前に書いたことがあるのですが、若干新しい内容も含めて捉え直してみたいと思います。

移弦がスムーズに行くためには、右腕がムダなく動いていく必要があります。「ムダなく」とは、①必要以上に大きな動きをしないことだけでなく、②次の移弦にスムーズにつながっていくような動きということも含まれます。更に、③移弦した直後の音がきちんと立ち上がることも、時として重要になってきます。(速いパッセージなど)

①については、例えば、D線→A線への移弦では、G線やE線にかすりそうなくらい大きく弓の角度を変えないということです。イメージとしては、D線とA線の重音を弾いている状態から、僅かにD線側、A線側に傾いている、というのに近いと思います。

(尤も、移弦後の音を特にクリアに出すために、意図的に移弦の角度を多少大きめにすることはあるでしょうが。。。)

②については、D線→A線→D線と戻ってくる場合と、D線→A線→E線と移っていく場合とで、D線→A線の移弦の角度が違ってくるということです。当然、前者の方が角度を小さめにした方がスムーズに音がつながります。これを後者でやってしまうと、A線→E線の移弦の角度が大きくなりすぎて、音のつながりがぎこちなくなりますね。

③は、普段見過ごされがちなことなので、意識してやらないとできませんが、とても重要なポイントです。移弦した直後の音が出る瞬間の振動を、右手で感じ取れることが必要ですね。
by violink | 2005-02-14 18:30 | Bowing

弓の速さのコントロール

弓の速さというのは、弾いている間にいろいろ変ってくるもので、それによって音に表情をつけている面がありますね。そのコントロールの仕方は、ある意味では、その奏者の感性の表れとも言えるもので、一律にこうでなければいけない、というものでもありませんね。

(もちろん、まずは一定の弓の速さで弾けることが基本です。)

さて、弓の速さというのは、弓幅ととても密接に関係してきます。速く弾くというのは弓を速く使うという意味で、その分弓幅も大きくなりますし、逆もそうです。その弓の速さのコントロールを、より安定してやるためには、どうすればいいでしょうか。

弓というものは、元と先とで右手にかかる力が全く違ってきますので、右手はタダでさえ、そのようなウェイト・コントロールを強いられています。そのコントロールの仕方は、弓が速いときほど素早くやっていく必要があります。

そのような練習を重ねることで、安定してよい音が出せるようなボーイングができるようになるのだと思いますが、それと併せて、楽器を持っている側(=右手以外、つまり体全体)の使い方一つで、同じボーイングがより安定してできるということがあります。

極論すれば、弓を右に引っ張るのと楽器を左に動かすのとでは、楽器と弓の関係は同じですよね。特に、元弓や先弓から弾き始める瞬間などは、このような2つの動きを組み合わせることで、スムーズに弾き始めることができると思います。

気分転換の一つとして、このようなことにも気を配ってみると面白いと思いますね。
by violink | 2005-02-14 12:51 | Bowing

フィンガリングの決め方

楽譜を開いてまずすることは、フィンガリングとボーイングを決めること、という人は多いと思います。フィンガリングは、最初に決めてそれで弾けるように練習をしていくのが普通ですね。

そのフィンガリングをどう決めるか、というのが今回の話です。

フィンガリングを決めるときに気をつける必要があることは、①指によって弾きやすさが違うこと(←指の強さ、ヴィブラートのかかりやすさ、など)、②どのポジションで弾くか、どこでポジション移動をするかで弾きやすさが全然違ってくること、③同じくポジション移動の場所によって、フレーズ感が損なわれてしまうことがあること、④どの弦を使うかで音のニュアンスが変わってくること、の4点くらいでしょうか。

このうち、①と②は技術的な弾きやすさに関係することであり、③と④は音楽表現に関することですね。

更に言えば、①と②は弾く人毎の得意不得意とも絡んできますので、いろいろ試行錯誤しながら自分にとって弾きやすいフィンガリングを見つけていくという作業になってきますね。

③と④は、フレーズ感とか音のニュアンスとかについて、自分のセンスを磨いておけば、フィンガリングを決めるときの試行錯誤をする中で、自ずから織り込まれてくると思います。ですので、そのようなセンスを磨くことに日頃から努めるというのが、早道だと思いますね。
by violink | 2005-02-14 12:24 | Fingering

指を半音ずらすことについて(フィンガリング関連)

半音で隣り合った2つの音を順番に弾く時に、指を替えないで、同じ指で弾くようにすると、はるかに弾きやすくなることがありますね。そのような場合は、臆せずにそうするべきだと僕は思います。

ただし、気をつけるべきこととして、①グリッサンドが聞こえないこと、②ポジションの感覚を損なわないこと、の2つがあると思います。

①については、指をずらすときに指先だけでやるのではなく、手の平の方からやるようにすることで、かなりの部分は解決します。イメージとしては、ヴィブラートの動きの最初の片道分だけを使って指をずらす感じでしょうか。あるいは、親指を逆圧として使うと言った方が良いかもしれません。

②については、指をずらす直前の音について、ポジションが明確に定まっているかどうかがポイントだと思います。それは、第何ポジションかが口で即座に言える、ということではなくて、手の平や腕の位置、特に親指がネックに触れる場所が明確に意識されていて、手全体の形がきちんとイメージできている、ということですね。

同じポジションの中で、ある指だけを伸ばしたり縮めたりする、と言い換えてもよいと思います。これが発展すると、その伸ばした(縮めた)指をガイディング・フィンガーにして、ポジションを替えるという動きにつながっていきますが、これについては、また別の機会に書きたいと思います。

(今回のトピックは、応用編の話です。まずは指をずらさないオーソドックスな方法をマスターする必要があることは言うまでもありません。)
by violink | 2005-02-14 07:10 | Fingering

長い音階・分散和音の練習

上行でも下行でも、長い音階や分散和音を楽々と弾きこなせると、カッコいいですよね。。。それを出来るようにするためには。。。

長い音型は、それだけポジション移動の回数も多くなるわけですが、そのポジション移動の度に頭の中をリセットしていくような感覚が必要だと思うんですね。頭の中をリセットすることで、左手から余計な力が抜けていく準備になるわけですね。

とすると、ポジション移動のタイミングがある程度規則的になる方が、頭の中をリセットしやすいので、そういうことを考えながらフィンガリングを決めます。大抵の場合は、音型に何らかの規則性があると思いますので、それをヒントにしてフィンガリングを決めます。

最もやりやすいパターンは、同じ音型を反復する場合ですね。多少複雑に見えるが実際にはそうでないパターンは、臨時記号が多少付いているために音型としては規則性が若干崩れているものの、フィンガリングは割とシンプルに決められるような場合ですね。

さて、そのようにフィンガリングを決めてから、実際の練習の段取りとして僕がよくやることは、①あるポジションで弾く音の塊を取り出して練習する、②あるポジションから別のポジションに移るところの練習を繰り返し行う、③全体の音型をポジション移動の直前で止めて、ポジション移動直後の音程のイメージを頭の中で作った上でポジション移動をする。④全体を楽譜どおりの音価でゆっくりしたテンポで流してみる、⑤徐々にテンポを上げていく。。。といった順番でしょうか。

それから、練習中に、(特に左手に)余計な力が入っていないかについても、常に気をつけて、多少力が入りすぎたと思う場合は、ブレイクして体の力を抜く、ということも臨機応変にやってみるとよいでしょうね。
by violink | 2005-02-13 22:27 | Shifting

ポジション移動の精度を上げるために(その2)

実は、(その1)の方は去年の3月の記事にあります。続編を投稿するのをすっかり忘れていました。。。

ポジション移動の精度を上げるために、ポジション移動をするスピードという視点があります。人間の手は、ばね仕掛けの機械ではありませんので、あるポジションから別のポジションへ瞬間的に移動するということはないですよね。どうしても移動に時間がかかります。

そこで、音と音との間を滑る音が、多少は入ってしまうわけですね。さて、こういう滑る音は入ってはいけないのでしょうか? それとも、入ってもよいのでしょうか? 

私の答は、音楽表現の妨げにならなければOK、ということです。また、ポジション移動の途中で弓を返す場合とか、返さない場合でも弓の方を少し工夫することで、この滑る音はある程度目立たなくすることはできます。

むしろ、滑る音が入らないようにと、せっかちにやると、上手く行くものも行かなくなったりしますので。。。

というのが、続編で書こうと思っていたことです。。。
by violink | 2005-02-13 21:58 | Shifting

音作りとヴィブラート(続編)

記事が前後してしまいましたが、続編です。。。

楽器に響きを作るためのヴィブラートは、それこそ、4分音符でも8分音符でも、すべての音符にかけられないと、役に立ちませんよね。(だから、かけなければいけない、と言っているわけではありません。ノン・ヴィブラートの響きが欲しいこともありますしね。)

普段どのようなヴィブラートのかけ方をしているかにもよりますが、楽器に響きを作るためのヴィブラートは、個人的には、手首から細かめにかけるような感じでやった方が、やりやすいように感じています。

というのは、特に、細かい音符では音程の修正のしようがないので、手の平でかけるヴィヴラートだと若干、音程の精度が落ちるような気がしてしまうんですね。(私だけかも知れませんが。。。)

それから、やはり音程とも関係することですが、ヴィブラートをかけるタイミングとしては、指を指板に下ろした瞬間からかける(=指を下ろす前からかけない)ということが大切だと思っています。でないと、音程がメロメロになってしまいますので。

そうは言っても、ポジション移動の直後の音などは、どうしても一瞬間が空いてしまいますね。メカニックとして無理なのだろうな、と私は割り切っています。(むしろ正しい音程をとることの方が大切ですしね。)
by violink | 2005-02-13 21:44 | Vibrato

フィンガード・オクターブのこつ

フィンガード・オクターブとは、オクターブを1と4の指ではなく、1と3、2と4の組合せで音階のように上がっていく弾き方ですよね(でしたっけ?)。これは、なぜか上行しかお目にかかったことがなく、下行はパガニーニでさえも使わなかったようですね。

1と4の指でずらしながら音階を弾くことに比べれば、はるかに音程の確度が高くなりますし、速いテンポでも弾きやすいですね。

ところが、この弾き方では1と3はいいとして、2と4でオクターブをとるときに、指が伸びきらないことがあります。2と4を単独で弾くときは良いのですが、「1と3」に続いて「2と4」を持ってくると、「2と4」のオクターブが狭くなってしまうことがあります。

この問題を根本的に解決するには、指のストレッチのような練習が必要なのでしょうが、これは無理にやると指を痛めますので、あまりお勧めできません。子供には無理なく出来ても、骨の固まった後の大人ではちょっと。。。ということもありますね。

そこで、発想を変えてみます。。。

「2と4」のオクターブが狭くなるのは、実は指板の上に残っている3の指が原因のように思います。(詳しくは分かりませんが、指の構造上、2と3の間隔を十分にとること自体が難しいのだと思います。)しかも、フィンガード・オクターブでは、3と2の指は別々の弦(しかも3の方が上の弦)に置かれるので、なおさら難しくなるわけですね。

ということですので、1と3のオクターブを弾いた直後に、3の指から力を抜くようにしながら、練習をします。力を抜くこと自体は難しくないのですが、速いテンポでそれが出来る必要があるので、この練習は機敏性を養っていくのが目的です。

少なくとも、僕の場合は、このような練習によって、フィンガード・オクターブが弾きやすくなってきました。。。
by violink | 2005-02-13 06:38 | Fingering

音作りとヴィヴラート

ヴィヴラートは表現手段の一つで、ヴィブラートのかけ方一つで音の表情を多彩にしていくことができますね。でも、そういう味付け以前の、音作りの段階からヴィブラートはとても重要な役割を果たしています。

自分の演奏を録音してみると、音によって全くヴィブラートがかかっていなかったりします。それは、ポジション移動のすぐ後の音でヴィブラートで音程が外れることを(無意識のうちに)避けている場合もあれば、細か目の音でいちいちヴィブラートかけてられないよ、という場合もあります。

なぜ、ヴィブラートがかかっていないことが気になるのかと言えば、別に音が振るえているかどうかではなくて、音そのものの響きが違うからなのです。ヴィブラートがかかっていない音は、どこか乾燥していて金属的で鋭くて。。。たまにそのような音が出てくると、耳が違和感を感じるんですね。

次回は、その音作りのためのヴィブラート(←料理で言えば下味をつけるようなイメージでしょうか?)について、もう少し書いてみたいと思います。
by violink | 2005-02-12 10:07 | Vibrato

指板への指の下ろし方(正しい音程をとるために)

バイオリンは、ギターと違ってフレットがありませんから、正しい音程をとるためには、指をどこに下ろすか、が決定的に重要ですよね。

左手の指の動きというのは、①指板のどこに指を下ろすか、②指をどう動かしてそのポイントに下ろすか、という2つの視点からみていくのがよいと思います。具体的には、①は正しい音程をとったときの指の形のイメージ、②は指をおく順序、ということになります。

まず①ですが、ポイントは、指板を押さえる必要のない指をどう活用するか、ということにあります。

例えば、D線でE、G線でCをそれぞれ1、3の指で、この順番で押さえようとするときに、Eの次に、Fisを2の指でとってからCをとる、というイメージです。EとCであれば、こういう「中間指」を使う必要はありませんが、臨時記号がついて、その曲の調性とは関係ない音をとるときには、とても役にたつ方法です。

次に②ですが、押さえやすい音程から指を置いていく、ということです。

例えば、G線のHとD線のGisの重音を弾くときに、HとGisのどちらを先にとるか、ということですね。人によって違うかも知れませんが、僕の場合は、H→Gisの順に押さえた方が弾きやすいです。

特に、押さえる指の位置が接近しているようなときは、どちらの指から下ろすかによって、そもそも正しい音程がとれるとれないということがあります。

この2つの視点を常にイメージしておくと、今まで正しい音程で弾きにくかったところが、ウソのようにすんなり弾けることも(たまには)ありますね。
by violink | 2005-02-12 06:40 | Fingering