作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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感動の本質

素晴らしい演奏に接して感動する、、、
音楽を愛する人であれば、きっとそんな体験がありますよね。

胸がじんわりと熱くなって、言葉が見つからず、
他のことが目に入らず耳に入らず、

自分の中で、ずーんと何か重いものが落ちていくような、
それでいて幸せな気分で。

人と一緒に出かけたコンサートで感動してしまうと、
自分だけ感動してばかりもいられず、
ついつい日常に引き戻されがちだったりするので、

僕は実は一人でコンサートに行くのが好きだったりします。

まあ、それはともかくとして、
感動は聴衆である自分だけでは作り出せない。

演奏者とのコミュニケーションの結果であり、
その演奏に共に耳を傾ける人たちとの雰囲気の共有であり、
そういう意味で、かけがえのないものだと思っています。

その先には、何か「感謝」のような気持ちがつながっていきますね。
それが幸せの源泉かな、とも思います。

さて。。。

最近のこのブログ、バイオリンの奏法の話から少しそれた話題が
続いていることに気づかれたでしょうか。

僕自身、「バイオリンを弾く」ということを、もっと広い視野の中で
捉え直してみたいと思っているのです。

そのプロセスを経て、同じものをより高い次元から捉えたいという、
気持ちからです。

今後ともよろしくお願いいたします。。。
by violink | 2005-06-29 21:52 | Others

「パリ左岸のピアノ工房」(新潮社)

僕のブログには、いろいろな方が立ち寄ってくれています。
その中の一人の方が、秘密の方法で紹介してくれた本が、この本です。

パリに住むモノ書きの男の人が、自宅そばにあるピアノ工房を訪れ、
そこを訪れてはいろいろなピアノに触っている中で、
自分にピッタリの一台を見つけ、それを購入して自宅で触って楽しむ。

という、私の拙い表現力では一言で言ってしまえるストーリーなのですが、
そのストーリーの過程で、主人公が何と広く深くピアノの魅力を感じ取っていることか。。。

楽器こそ違いますが、僕もバイオリンの魅力をそのように感じ取れたら、、、と、
思わず主人公がうらやましくなりました。バイオリンはピアノよりも歴史が長く、
また一台一台の個性も格別なので、要は、僕自身の感受性の問題なのでしょう。

さて、主人公は、この本の49ページ目で、自分が購入したピアノのことを、
「私の人生にやってきたもの」と表現しています。

「ようこそ、僕の人生へ。」なんて言えたら、素敵だとは思いませんか。
自分の人生を自然にポジティブに捉えればこそ、言えるせりふだと思います。
そんなせりふを僕は自分のバイオリンに対して吐けるだろうか。。。

それでも、この本を読んだ後で自分のバイオリンを眺めたときに、
楽器からの声なき声を聞いたような気がしました。
まだ子供の頃、時間がふんだんにあった頃に、
バイオリンを見つめながら抱いていた感情を、ふと思い出しました。

不思議なものですね。たかが一冊の本で。

それにしても、ブログを通じて、誰かが僕に本を紹介してくれるなどとは、
予想だにしませんでした。ありがとう。

今回は、ちょっと一方的な告白編になってしまいました。。。
by violink | 2005-06-28 07:22 | Others

良い音質のイメージ

バイオリンが持っている音質をキレイだと感じる人は、世の中に沢山いると思いますが、実は、人が違えばイメージする音質も違うものですので、どんな音質をキレイだと感じているかは、人によってまちまちだと言えます。

少しでもよい音質を出そうとすれば、そもそも、よい音質とはどんな音質なのかというイメージを自分の中に作ることが、とても重要になってくると思いますが、CDとして販売されているソリストの音質も人によりまちまちですし、中には決して美しいとは言えない音質の演奏もあったりしますので、そのイメージ作りのためのお手本を見つけるのは、案外難しいことだと思っています。

そんな中で、往年の巨匠の音を聴くときに、それぞれのソリストの個性に印象づけられることはもちろんですが、それ以前のサウンド・プロダクションという点で、自然で無理が無く、音質もピュアで雑音が少ない、ということをよく感じます。

最近のインタビュー記事で、ヒラリー・ハーンという米国の若手ソリストは、クライスラーやイザイのような巨匠の演奏しか聴かない、ということを語っていました。これは極端であるとしても、自分の音質のイメージを作り、また維持するためには、自分が聴く音というインプットにも気を遣う必要があるのかも知れない、と思った次第です。
by violink | 2005-06-22 08:10 | Sound

CDから学ぶ

音楽にどう味付けをするかを考えるための参考に、自分の好きな演奏家CDを聴いてみる人は多いと思います。そのこと自体に賛否両論ありますが、少なくとも言えることは、どう味付けしようか考えることには意味があるということです。

さて、どう味付けするか。ここから先が問題です。CDから何を聞き取ろうとしているのでしょうか。味付けということで、料理を例に考えてみましょう。ダイニング・バーで食事をしたとします。美味しい料理が出てきて、すっかり気に入ったとします。それを人に作ってあげたくなったときに、何をするでしょうか。

何を材料にしてどういう手順で作るのか、ということに自然に関心が向くと思います。料理の場合は、厨房に入って作っているところを見せてもらうことはそう簡単にはできませんが、音楽の場合は、まさに「調理中」のところを味わっているわけです。

コンサートであれば、視覚的なイメージが音と同時に得られるのでよいのですが、CDの場合は自分で補う必要があります。どういう音がしているかということにとどまらず、どういう弾き方をしているのか、想像で補いながら聴くようにすると、弓のどこで弾いている、とか、駒の近くで弾いているとか、そういうことが、音を通じて聴き取れるようになります。

そういう聴き方をすることで、自分が演奏するときにも、どういう状態を目指すのか、音ではなく弾き方としてよりはっきりとしたイメージがつかめるようになるのだと思います。

逆に、CDを聴いても音楽自体が楽しめなくなる、という副作用もあるのですが。。。そこは頭の切り替えを上手くやるしかなさそうです。
by violink | 2005-06-19 07:41 | Others

伝わるvs伝わらない

知人の披露宴とか、ホームパーティーとか、いろいろとバイオリンを弾く機会があるのですが、そのたびに思うのは、「伝えた」ものと「伝わった」ものとが違うということです。

もちろん、聞く人の音楽経験の違いもあるでしょう。バイオリンの生演奏を初めて聞いたという人からすれば、聞こえてくる一音一音が新鮮で楽しめるでしょうし、想い出の曲の演奏を聴けば、きっと当時のことを思い出すでしょう。

そういうことは、弾いている自分の演奏の出来不出来とは違うところで、人に伝わっていることだと思います。もちろん、伝える内容を充実していきたいと思いますが、そういう努力とは別のところで、何かが伝わるんですね。そして、その何かは、伝える側には分かりきれないことでもあります。

そういう自分を離れたところで伝わる何か、、、その偶然に身を任せるのはアマチュアの特権ですね。思わぬ人から思わぬコメントをもらって、、、思わず幸せな気分になったりもします。

肩肘を張らずに楽しく過ごす時間、、、バイオリンと過ごす時間がそういう時間だと言い切れるひとは、本当に幸せな人だと思いますし、自分もそうなりたいものです。。。。

みなさんにとって、バイオリンと過ごす時間は、どんな感じですか?
by violink | 2005-06-17 19:03 | Expression