作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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調性の変化

調性の変化とは、つまり転調ということですが、ひとことで転調と割り切れない世界が、ここにはあると思います。

日本語で「転ぶ」というと、「転ぶ前の状態」→「転んだ後の状態」と一足飛びに行くわけですが、転調というのは、そういう「転」のニュアンスでは、必ずしもないんですね。

もちろん、小節線をまたいで調性が変わる(=譜面上も、実際上も)ということは、普通にいろいろあります。しかし、それだけではなくて、前の調性と後ろの調性が一時期重なり合っているような場合もありますし、前の調性から後ろの調性がセオリー通りの分かりやすい場合もあれば、どうしてこの調性からあの調性へ? というような奇抜なものもあります。

こういう奇抜な転調の例は、プロコフィエフの作品などでよくみられるものですね。奇抜な転調は、セオリー通りに行かないところにある種のエネルギーを感じますし、そういうエネルギーを使って転調させている、というような、いわば「力ずく」というニュアンスが欲しいところです。

転調を巡る表現の仕方は、どの調性からどの調性への転調であるか、特に、それがセオリー通りの転調か、いささか奇抜な転調かによって、表現の仕方自体が変わってくると思いますね。
by violink | 2006-03-30 13:36 | Expression | Comments(2)

本番で出来ること(最後のあがき?)

練習に練習を重ねて、待ちに待った本番。緊張感と興奮のピークは案外短く、気が付いてみれば、本番後のビールに思いが行っている自分を発見。。。というのは、アマチュアのプレイヤーの宿命でしょうか。

それはともかく、本番の当日を迎えて、ステリハを終えて、お客が入って、ステージが明るくなって。。。ステージに出て行って、曲が始まって。。。

ここまで来ると、もう練習などとは言っていられませんね。後は実力を出し切るのみ!!

と、張り切るわけですが、実力を出す方も大切ですが、仕上がりを考えると、ボロを出さないことも負けず劣らず大切だと思うのですね。

あまり、こういう角度からばかり考えると、折角の本番なのに現実臭が漂って、つまらなくなっても困りますが、ボロが聞こえないようにするのも、お客様への礼儀の一つだと、僕は考えています。

さて、ボロを出さないためには、ボロが出そうな予兆を早め早めに感じ取っていくことが大切ですね。と言っても、ある程度直前にならないと、その予兆は分からないものですが。

演奏というのは流れなので、あることが上手く行かないと、それに続くところがコケたりするものです。そういうちょっとした、「何かいつも通りに行っていないな」という感じを、敏感につかまえるようにすれば、ボロが出る予兆は、案外簡単に分かると思います。

ただし、敏感につかまえるためには、集中力を相当高めておく必要があるので、こちらの方が大変だと思いますね。。。。
by violink | 2006-03-29 18:20 | Performance | Comments(0)

全ての音にヴィブラートを!!

ヴィブラートをかける・かけないは、音色に表れますよね。ヴィブなしですと、どうしても音が鋭い感じがしますし、何しろ、無機質な感じに聞こえますね。

それで、全ての音にヴィブラートを!!となるわけです。が、

だがしかし、そう簡単には行きません。やはり、習慣になるまでには、それなりに意識的にやらないと、いとも簡単に、あの音が、この音が、ノン・ヴィブになってしまいます。

特に、ノン・ヴィブになりやすい音。。。それは、短い音ですね。一応、ヴィブラートというものには、音域によって速さを変えて、幅を変えて、とセオリーどおりのアプローチはあるのですが、短い音では、そうも言っていられません。せめて、一往復半くらいはしないとですね、ヴィブラートをかけたようには聞こえないんですね。

そこで、短い音では速いヴィブラートが必要になりますし、幅も狭いのがベターですね。この辺はやってみると分かります。短い音で幅広のヴィブをかけると、音程も何もあったものではありません。

しかし、短い音にまでヴィブラートが綺麗にかかっていると、もう、楽器の響きが全然違ってきますね。是非、目指したいものです。

ちなみに、KURTURというレーベルで出ているハイフェッツのビデオでは、ヴィニャフスキーのスケルツォ・タランテラのスローモーションが収録されているのですが、あの早回しの一音一音にヴィブがかかっていることが分かります。正直、圧倒されましたね。
by violink | 2006-03-27 20:11 | Vibrato | Comments(2)

何を誰に合わせるか?

3年目にして初めてのensembleコーナーです。。。

何を誰に合わせるか?

何を? これは、音程とリズム、そしてダイナミクス、音色くらいでしょうか。これらが揃えば、一応、まとまりのよいアンサンブルに聞こえると思います。

そして、誰に? まず、分かりやすいところで音程です。音程はメロディーに合わせるのが当然ですね? 当然ですか? いや、当然ではないと、僕は思っています。細かい音符の人がそうでない人に合わせるのが基本だと思っています。例えば、ロングトーンの音程を途中でコロコロ変えるわけに行きませんよね。

リズムについてはどうでしょう? タテの線を揃えることも、広くはここに含まれます。こちらの方は、細かい音符の方に合わせるのが基本ですよね。

ここまでは分かりやすいところで、少し事情が違うのが、ダイナミクスと音色でしょうか。

ダイナミクスは、まず、低音と高音のバランス、メロディーと伴奏のバランス、そして、調性上、響きの安定感を得るためのバランス、この3つだと僕は考えています。これらをクロス・チェックして、妥当なところに落ち着くと、ほぼ完璧なダイナミクスが得られると思います。難しいのは、cresc.やdecresc.が出てくるところですね。低音と高音のバランス上、高音が出過ぎると響きが安定しないので(そういう効果を狙う場合は別ですが)、cresc.は先に低音が上がり、decresc.は後で低音が終わるように、音域によって多少頂点や底に到達するタイミングをズラすと、よりそれらしく聞こえますね。

最後に音色です。これは、全体で一つに揃えるのか、役割に応じて異なる音色を並存させるのか、考えどころだと思います。厳密には、楽器の音色は一本ごとに違いますので、弾き方を揃える(駒からの距離とか、弓のスピードとか、弓先・弓元で弾くとか)ことに帰着しますね。

アンサンブルの練習をしていて、何かしっくり来ないときは、これらの4つの観点のそれぞれについて、自分の演奏をチェックしてみると、案外簡単に解決のきっかけがつかめるかも知れません。尤も、それ以前に個人練習不足ということも、現実には多いのですが。。。
by violink | 2006-03-24 07:33 | Ensemble | Comments(0)

Qコーナーを設置します(宣言)

おかげさまで、このブログも2周年を迎えました。この間、細々と記事更新を重ね、記事の数は、300に迫ろうとしております。

このブログの趣旨である、僕自身の頭の整理ということに関しても、おかげさまで、相当役立っております。ちなみに、頭の整理だけでなく、気持ちの整理にも役立っているというのが、正直なところですが。。。

さて、皆さんからいろいろなコメントを頂戴してきましたが、中には、僕からの回答を期待しておられる内容のものもあります。そこで、Qコーナーを設置することにしました。

なぜ、Q&Aコーナーでないのかと言うと、回答をするかどうかは、僕自身の独断で決めるからです。いわゆる「教えて君」的なQは、僕以外の方でも答えられますし、単なる情報提供であれば、僕以上にモノ知りの方は沢山いらっしゃいます。そういうQではなく、僕なりの見方・考え方に関するQを期待しています。そして、そのようなQのうち、僕なりに回答できるものに限って回答したいと思います。

回答は、内容が一般的なものであればこのブログで、かなりマニアックな内容であれば個別に回答したいと思います。この後者のオペレーションをするには、このブログのコメント欄を使うと、返信用のメアドを書いてください、とか、面倒なので、思い切って、専用メアドを設置します。

回答は1週間以内を目処にしますので、1週間以内に回答がなければ、僕に回答するネタがないか能力がないかどちらかだと思って、割り切っていただきたく。(笑)

メアドは、violinkblog@yahoo.co.jp です。

なお、2週間試験運用し、その後も継続するかどうかは、その時点で考えたいと思います。
by violink | 2006-03-23 12:30 | Q&A | Comments(0)

音程に関するセンス

音程とは、正しい・誤りの二元論で割り切れるようにみえて、実はそうではないと思っています。というのも、プロのバイオリニストも、厳密には、一人一人違う音程感覚で演奏していて、それでいて、誰かが音程を外しているわけではないからです。(明らかに音程が。。。という方も、いらっしゃるかも知れませんが。。。)

ただし、聞いていて不自然に感じる音程というのは、確かにあると思います。自分の「音程体系」の中で、そういう不自然な音がないようにすることが、音程に関する勉強の到達点なのだろうなと思います。

では、音程に関するセンスとは何かと言うと、それは、自分の「音程体系」のバックグラウンドにある思想のようなものでしょうか。こういう箇所はこういう音程(高め、低めなど)でやりたい、というような思いというか、考えというか、そういうものを、自分の取り組む作品の中の要所要所について、きちんと持ち合わせているということが、即ち、音程に関するセンスがあるということではないかと思うんですね。

僕自身も、最近は、そういう意味でのセンスを磨くために、気を配っていますが、大切なことは、正解がないということで、何か正解を探すようなモードで取り組んでも、一向に解決しないのですね。むしろ、いろいろ試行錯誤しながら、自分にとって心地よいポイントを探っていくような感じでしょうか。そういう作業を繰り返す中で、逆に、自分にとって心地よい音程が「発見」できるように思います。

その「心地よい」音程が、他の人にとって心地よいかどうか、、、それは、、、また別問題でしょうか。。。(笑)
by violink | 2006-03-22 21:31 | Pitch | Comments(2)

ヴィブラートが仇になる!?

楽器の響きの上でも、歌を表現するためにも、ヴィブラートは必需品だと言えますね。逆に、ヴィブラートをかけることによって、かかり方の違いや、かけていないときとの差が、意図してかどうかに関係なく、音楽の一つの表現になってしまいますし、響きにも影響が出てきます。

ですから、ヴィブラートはかける必要があるとして、まずは、均質にかけることが基本で、これが出来てから幅や速さ、あるいはかけるかけない、といったヴァリエーションを追求するのがよいと思っています。

無理なく、均質にかけることができるヴィブラートの幅や速さは、人によって違うと思います。自分にとっての幅、速さを見極めて、まずは、その幅、速さで均質にかけることが先決だと思いますね。

特に難しいのは、音の変わり目をヴィブラートでつないでいくことですね。音程を探っている状態では、ヴィブラートをかけることで音程が更に取りにくくなる面があるので、ノンヴィブラートで音程の練習を行うのが先かも知れません。

それから、ヴィブラートというと、音程の上下であるわけですが、ヴィブラートらしく聞こえるのは、それによって楽器の響きが「かき混ぜられる」からだと思いますね。その意味で、音程の幅を聞くのではなく、正しい音程とそこから少し外れた音程との間で往復することで、楽器の響きが規則的な変化をすることに注目するのがよいと思っています。
by violink | 2006-03-22 07:02 | Vibrato | Comments(0)

美しい音を出すために

バイオリンの美しい音は、弾く人も聴く人も魅了してやまないものですが、その本質は正しい音程と豊かな響きにあるので、美しい音を目指した練習は、これらを分けて行うことが多いと思います。大まかには、音程は左手、響きは右手の練習になってきます。

さて、音程については、正しいかどうかが問題になりますので、誤りを正していくというアプローチになりますね。(音楽表現上、敢えて高め(低め)にとるということはあるでしょうが。)逆に、○×がはっきりしやすいので、どこに問題があって練習が必要か、ということが分かりやすいと思います。

音程の練習に関して難しいのは、正しい音程が分かっていても、諸般の事情からその音程を安定的にとることができないケースが多いことですね。諸般の事情とは、左手のメカニックに関するいろいろな問題です。一つの音の音程をとるにも、その音の前後の音列如何で、左手がその音程を取りに行くプロセスは、千差万別ですよね。現象としては、音程がとれていない、というただ一言で済むことが、原因としては様々なものがあるので、それを正しく把握して、しかも、その問題を取り除くための効率的な練習方法を考案しないといけません。

一方の響きについては、どうでしょうか。

僕が難しいと思うことは、響きについては、音程以上に主観的な要素が入ってくるために、なかなか、「これが良い響きというものだ!」と断じることができないことに起因するものです。どのように楽器が鳴っている状態を、よく響いている状態というのか、統一されたイメージがあるわけではないと思います。

そんな中で、自分が良い音だと思える音の響きのイメージを持つ、ということが大切になってきます。そして、そのためには、バイオリンの音そのものに対する自分のセンスを磨いていくことが必要になると思いますね。

バイオリンという楽器は、音程が違うと、木の振動の仕方が変わります。木材は均質ではないので、振動の仕方には個体差が大きいと思いますが、いずれにしても、音程が違うと木の振動の仕方が変わるので、音毎に響きや音色も微妙に違っています。

そんな中で、名手の演奏などを聞いて、自分の好みがはっきりしている音に意識を集中して、その響きや音質を追求する中で、音程の違いに依存しない、良い響きに共通するファクターが感じ取れるようになるように思いますね。
by violink | 2006-03-20 07:00 | Sound | Comments(2)

モーツァルトの音程

モーツァルトは難しい、とよく言われるのですが、最近、その作品をいくつか練習する機会があって、そのことを痛感しています。

何が難しいかと言えば、僕なりに感じるのは、音の出し方と音程ということです。

音の出し方というのは、グリュミオーの音のように、純度の高いサラッとした音を出すには、音の弾き出しをスムーズに行い、かつ、正しい音程で弾き出すことが不可欠ですが、これがなかなか難しいですね。

音程というのは、明るさと暗さをきちんと弾き分けて、しかも、明るくなり過ぎず、暗くなり過ぎず、という当たりで上手く泳いでいくのが、とても難しいです。音程のコントロールということを、一音一音の音程の正確さ、というミクロの視点からだけみていると、とても気が回り切りません。木を見て森も見るという離れ業が必要だと思っています。

さらに言えば、例えば、弦楽トリオについては、3つのパートの中でのメロディーと伴奏の役割分担だけでなく、バイオリンの中で第1メロディーと第2メロディー、ビオラとチェロが伴奏、という箇所がいろいろ出てきます。こういう箇所で、2つのメロディーを弾き分けて立体的に聞こえるようにすることも、難しいです。

それでも、このようなポイントを少しずつクリアしていく中で、自分なりに少しはモーツァルトらしくなったかな、と思えると楽しくなってきますね。
by violink | 2006-03-14 18:20 | Pitch | Comments(0)

半音階の死角

速めのテンポの半音階が出てくるときに、僕がまず最初に考えるのは、フィンガリングです。というのは、半音階は指に覚えさせてしまえば、簡単に弾けるようになるからで、特に、できるだけ規則的なフィンガリングを使うように心がけています。

と、簡単にやり過ごしてきた半音階なのですが、最近になって、半音階の音程が異常に悪いことに気づきました。弾いているときも、後から録音を聞き返すときも、一音一音の音程が正しいかどうかを聞き分けていくことは、テンポが速過ぎてできないので、音程を直すにも、どの音の音程を直せばよいのか、直ちには分かりません。

もちろん、練習の段階では、ゆっくりしたテンポからさらうのは当然として、徐々にテンポを上げていくという練習をしていっても、インテンポで弾くとそれなりに音程の悪さが気になるということはあるものです。これは、一音一音が短すぎて音程を修正しようにもそれができない、ということとも関係があります。

そこで、どうするかですが、その半音階が属している曲の調性を考え、その調にとって重要な音(根音、ドミナント、サブドミナント当たりでしょうか?)のところだけでも、音程を気をつけるようにするわけです。それ以外の音は、割り切ってしまいます。

こうすることで、①注意を払うべき音を限定することで、音程の精度を上げることができる、②主要な音の音程がきちんとしていれば、半音階の動き全体も割と良い音程で弾いているように聞こえやすい、という2つのメリットがありますね。
by violink | 2006-03-14 05:34 | Pitch | Comments(0)