作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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テンポ設定のヒント

楽譜に書かれているテンポは、ごくごく大雑把なものでしかありません。ライブでの演奏のテンポを測ってみても、CDの演奏のテンポを測ってみても、実際のテンポの変化は、楽譜に書かれている場所以外でも頻繁になされています。

インテンポの中での揺らしという言い方もできるのでしょうが、言い方はともかく、テンポをどうするということは、音楽表現に直結するものですので、テンポを動かすことによって、その箇所の印象が前後との関係でどう変わってくるのか、ということを常に意識することが大切だと思っています。

そういう実験めいたアプローチと同様に、いや、それ以上に大切なのは、楽譜の背後にある作曲家の意図でしょうね。それをどう読み取るか。ヒントは楽譜にしかありません。楽譜にしか、とは言いましたが、それなりにヒントは転がっているものだと思います。

思い付く限り、ヒントになりそうなものを並べてみると、調性、メロディーの音型(特に、どこに頂点があるか、大切な音はどれかなど)、伴奏の音型(特に、音符の粗密の変化など)、その楽章全体の中での位置づけ、ダイナミクス、響きの厚さ薄さ(実際の響きではなく楽譜上の音の多さのようなもの)、などなど。。。

直感で処理できるように、究極的にはなっていくのだと思いますが、それまでのプロセスでは、こうしたヒントをいちいち意識して、音楽をどういう流れに持って行くのか、考える方が、得るものは多いと思っています。

这边中文版
by violink | 2006-06-25 19:04 | Tempo | Comments(0)

反響を味方につける

昨日、とある教会で、室内楽のコンサートがありました。

とても響きのよい会場で、音楽を演奏するにも聴くにも、これほどの環境はなかなかないな、と思いながら、顔を上げたり下げたり、左右を向いたりして、どのように響いているのか、少し気をつけて聴いてみました。

すると、面白いことに気が付いたのですが、楽器の向きによって聞こえてくる音が違う。。。というか、直接飛んでくる音と、反響して戻ってくる音とが両方あいまって、えもいわれぬ響きになっているということなのです。

これは、頭で考えても分かることではあります。ただし、実際に会場で聞いてみると、確かに直接音と反響音があるのですが、それらがきちんと一つの響きにまとまる場合とそうでない場合があるんですね。

反響を味方につけるとは、その直接音と反響音の両方を協力させて、深い響きのあるサウンドにしていこう、と簡単に言えばそういうことです。

僕のイメージでは、音のスピードというのはコントロールできるもので、会場の大きさによって、反響音が戻るタイミングがズレることに気をつけながら、音のスピードをコントロールしてやることが、この「協力」のためには不可欠な感じがしています。

まあ、この話題、昨日のコンサートでの閃きをそのまま書き下したようなレベルですので、僕自身もよく消化できていません。その辺は、作者自身のメモということでお許しいただくとして、皆さんもそんなことを感じたことはありませんか?

这边中文版
by violink | 2006-06-18 19:01 | Sound | Comments(1)

テンポ・コントロールのコツ

さて、この直前にアップしたメモの話の続きです。

そうは言っても、テンポも露骨に変えるわけには行きません。せっかく小回りの利くアプローチなのですから、そこは工夫が必要だと思います。

テンポのコントロールでは、なにしろ、カウントする単位が重要だと思っています。メトロノーム上でいくつ、ということは置いておくとして、同じテンポでも四分音符で数えるか、十六分音符で数えるかで、やはり微妙にテンポ感が違ってきます。

例えば、ブラームスの交響曲第2番第1楽章のエンディングの部分、ホルンの旋律と弦のピチカートですね。この2つの動きを微妙に異なるテンポ感で処理したいと思います。とは言っても、基本、一緒に演奏しているわけですから、噛み合わないと話になりませんね。

そこでカウントする単位で工夫するわけです。ホルンは1小節1カウント、弦は八分音符1カウント、これで自然に出てくるテンポのニュアンスの違いが欲しいのですね。全体を一緒に聴いている側にいると、ゆったりしたテンポとサクサク進むテンポが交互に出てくるような、それでいて、流れは一定であるような、そんな聞こえ方を目指したいものです。

まあ、今回のお話は、何も目新しいこともないのですが、余りに平凡で立体感のない演奏を改善しようとするときのきっかけになるポイントだったりしますので、敢えて取り上げてみました。
by violink | 2006-06-04 22:25 | Expression | Comments(0)

音楽の味付けとテンポ

インテンポと聞くと、まず、同じテンポを保つことを考えますね。逆にインテンポでないとは、楽譜に異なる速度標記がしてあったり、アッチェレやリットが出てくるところだと思います。

さて、テンポの揺らぎということを考えてみると、楽譜に書くほどのことでもなく(=書いていてはキリがなく)、また、そうだからと言って、いわゆる「インテンポ」とも違うということだと思います。

楽譜に書かれず、しかも、いわゆる「インテンポ」でない、中間のテンポ・コントロールというものが、音楽の味付けの上で、とても大きな意味を持っているということを、最近、感じています。

これは、テンポという言い方もできますし、もう少し細かく、それぞれの音の入るタイミング、次の音に移るタイミングという言い方もできると思います。

音量や音色によってつく表情も確かにあるのですが、これらはいわば基本的な味付けの部分なので、小回りが利かないというか、音量や音色をいじってしまうと、それこそ、味付けが大きく変わってきます。

テンポの微妙なコントロールに気を使うことで、その小回りが利いて、微妙なニュアンスが表現できるように思います。

例えば、先日のメモで取り上げたブラームスの交響曲第4番の第1楽章ですが、冒頭のバイオリンに出てくるHG、EC、AFis、DisHという動き一つをとってみても、下行と上行の2つの音の動き方を別々に意識してみると、うねりのようなものを上手く表現できると思うんですね。

こういうことを、音の小さな塊、大きな塊、というようなそれぞれの単位で「実験」してみることで、立体的な構造が表現しやすくなると思います。

今後、いちいちこのブログに書きませんが、個人的には、このようなアプローチでいろいろなシンフォニーを捉え直してみて、何れは、どこかのアマチュア・オケで、下振りや分奏の一歩手前の段階で、実験をさせてもらえないかな。。。と、秘かに夢見る今日この頃です。全然、秘かじゃありませんが。。。(笑)
by violink | 2006-06-04 12:54 | Expression | Comments(1)