作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
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伴奏とメロディーでの音色の使い分け

オーケストラで弾くときでも、ソロで弾くときでも、曲の中で伴奏にまわるところとメロディーにまわるところが出てきますね。そのような役割の違いをどのように音色の違いで表現していくか。。。それは、編成によっても違うと思いますが、基本的なところは共通すると思います。

つまり、主役と脇役の違いを表現し分けるということで、それは、バイオリンの音色に関しては、倍音の構成の違いということに行き着くと思います。ごく大まかに言って、高い倍音が豊富に入ってくる音質の方が、煌びやか、華やかであると私には感じられますし、メロディーは伴奏に比べてこのような音色が求められることも多いと思います。

一方で、特に低音のメロディーなどでは、そもそも煌びやか、華やかな音色よりも、太く存在感のある重めの音色が求められることもあるでしょう。

また、そもそも音としての存在感を高める意味で、ヴィブラートを少しはっきりとかけるなどの工夫も有効だと思いますね。

さて、音色を変えるためのポイントとなるのは、やはり弓と弦との接し方に尽きると思います。それは、弓と弦との接点であり、弓が弦をこするスピードであり、弓を弦に乗せる重さであることは、以前にも書きました。これをコントロールすることで、バイオリンの音色の倍音構成をコントロールすることが、伴奏とメロディーの音色の使い分けをするときに、とても重要だと思います。

原理的には、よく理由は分からないのですが、駒に近いところを弾いた場合の方が、高い倍音がよく含まれた音が出るように思います。こういったことも含めて、いろいろな弾き方をしてみて、どのような音が出てくるのかを体験してみることが効果的だと思いますね。ラベルの貼っていない絵の具のチューブからパレットに絵の具を絞り出してみて、どのチューブからどんな色が出てくるのかを確認していく作業でしょうか。。。(笑)

何れにしても、伴奏とメロディーでの音色の使い分けが出来るようになってくると、演奏の幅が格段に出てきますので、普段から気を付けながら練習すると良いと思います。特に、ベートーヴェンのソナタなどでは、ピアノとバイオリンの役割が頻繁に交代しますので、こうした発想は大切だと思いますね。
by violink | 2004-11-04 22:50 | Sound
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