作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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フレーズの途中と終わり

ヴィブラートについては、速さ、幅、中心となる音程といった観点があることは、よく言われています。そして、人の耳はヴィブラートの一番高いところの音程を認識するので、正しい音程を中心に高低の幅をつけてヴィブラートをかけると、若干高めの音程として聞こえるという話もあります。

ところで、ヴィブラートについて考えていくと、まだその先があるんですね。それは、フレーズ感をよく表現していくために、ヴィブラートを工夫するということです。

フレーズの終わりが上手く行かない、とか、フレーズの途中なのに続いているように聞こえない、ということに気づいたときに、直ちに想像するのはボーイングのことであり、弓の返しで音が膨らんだり、減衰したり、弓の返しがスムーズに行っていないということには気づきやすいものです。

ところが、こういうボーイングの問題をクリアしても、なお、フレーズ感が出てこないということはあるんですね。そこでヴィブラートの話が出てきます。

ヴィブラートの終わりに注目してみましょう。そのヴィブラートの音程の幅の中のどこかでヴィブラートは終わっているはずです。それが一番高いところなのか、一番低いところなのか、それとも中間なのか、ということが、その音の終わり方に関係してくるわけですね。

フレーズの終わりでは、その幅の中で一番低いところで終わらせた方が収まりがいいですし、フレーズの途中はその逆だったりします。これは、例えばCDなどでプロの演奏を念入りに聴いてみると、ヴィブラートの終わり方がどうなっているか聞き取れると思います。(音が終わる前にヴィブラートが終わってしまっている例もありますが。(笑))

今回お話ししたようなヴィブラートのコントロールは、まずヴィブラートというものが自然にかけられるようになってから考えればよいことですので、優先順位はずっと低くなると思いますが、こういうところにも工夫の余地があるのだということを御紹介するために、取り上げてみました。
by violink | 2004-11-10 12:40 | Vibrato
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