作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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ハーモニクスの難しさ

ハーモニクスというのは、複雑なものはあまり登場しないので、関心がない方も多いと思いますが、これはこれで、とても面白い技術ですし、聞いたことがない人を驚かすためのネタとしては、ハーモニクスほどピッタリする芸はありませんね。

さて、そのハーモニクスですが、実際にやってみると音がかすれたり一瞬でひっくり返ったりして、なかなか上手く行かないものです。その原因として、大抵は、左手と右手の両方に問題があることが多いですね。

一言でハーモニクスと言っても、私が知る限り、4種類のものがあります。(「押さえる音」は開放弦のこともあります。)

<押さえる音> <触れる音>   <出る音>
① G         長3度上(H)    触れる音の1オクターブ上(H)
② G         完全4度上(C)  押さえる音の2オクターブ上(G)
③ G         完全5度上(D)  触れる音の1オクターブ上(D)
④ G         長6度(E)     触れる音の完全5度上の1オクターブ上(H)

どのハーモニクスも、「押さえる音」と「触れる音」の音程の間隔が正確でないと、上手く出てくれないところは同じなので、まず、左手で正しく音程をとる必要があります。ただ、弦に触れているだけですので、普通の押さえ方とは正しい音程のツボの感じ方が違ってきます。そのため、ハーモニクスはハーモニクスで指の広げ方の感覚をマスターする必要がありますね。

さて、正しく音程が取れたとします。ここからが右手の問題になります。上に示した4つのパターンの違いによって、実は、発音のしやすさには差があるんですね。私の感覚では、③が一番楽で、続いて②→④→①の順で発音するのが難しくなってくるように思います。

ですので、1音だけハーモニクスが混じっている場合はまだしも、ハーモニクスが何音も続いていて、なおかつ、この4つのパターンが入り乱れるような場合や、重音のハーモニクスが出てくる場合は、発音の仕方を工夫する必要が出てきますね。

重音のハーモニクスの練習では、重音のどちらが大切な音かを見極めて、左手は両方の音を弾く形にしながら、実際に音を出すのは1音だけというように分解して練習するのが効果的ですね。
by violink | 2004-11-10 07:50 | Sound
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