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弓を弦に置く角度について
弾き始めからきれいに音を立ち上げるためには、弦の上に弓を置く瞬間に気をつける必要がありますね。そのときの観点として、どこを、どのくらいの重さで、どのくらいの速さで弾くか、ということに気を付けるということは、以前のメモにも書いたと思います。
このうち、重さに関することが今回の内容です。タイトルを「弓を弦に置く角度」としたのは、弓を弦に乗せる重さを右手がきちんと感じ取れるためには、弓を弦に直角に下ろす必要があるからです。直角というのは、弓が動く方向に対して直角ということです。 要は、弦の上に乗る重さは、手で押しつけるというよりも、まずは弓の重さですので、それがどの程度のものかをきちんと感じながら、弓を弦の上に置くことが必要なんだと思います。そのためには、弓が直角に弦に降りるというか、弓先と弓元が同じ動きをして弦の上に弓が乗るというか、そういうことが大切なのだと思います。 ときどき、手首のところで回転運動をして弓を弦に乗せるというやり方も試してはみるのですが、このやり方だと、弓の重さがどのように弦に乗ったのか、結構分かりにくいと思います。 イメージ的に言えば、ダウンで弓元から弾き出すときでも、弓先の動きを意識しながら弓を弦に下ろすという感じでしょうか。イメージの持ち方は人それぞれかも知れません。 あとは、弓を寝かせないことも、弓の重みをきちんと弦に乗せるためには重要ですね。これも前に書いたことがあったと思います。 この直前のメモで、弓を弦に乗せるタイミングについて書きましたが、音を出す直前に弓を弦に置く場合でも、基本的に弓は直角に弦に降りるように心がけてみるとよいように思いますね。
by violink
| 2004-11-30 19:50
| Bowing
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