作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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筋トレとストレッチ

左手の指を筋トレで鍛える、という話をよく聞きますね。それで、例えばハンドグリップのような器具を使ってみたりします。(指一本ごとにボタンを押すときにバネの反動で力が要る、あれです。)私も使ってみましたが、どうもイマイチでした。

左手の指が速く動かない、とか、左手の指(特に薬指や小指)が指板の上で弦をしっかり押さえられない、というのは、私の経験からは、指の力の問題というよいりは、①力がいらないときに脱力をすばやく出来るかどうかと、②弦を押さえる指とその他の指との独立性の問題の方が大きいという気がしています。

指の付け根から指先までの動きは指の筋肉の働きでコントロールしていますが、バイオリンを弾くときの左手指の動きは、ハンマーのようなものであって、第一、第二関節のところは動かないので、指の筋肉の伸縮はないわけですよね。この筋肉が弱いとなると、そもそもハンマーとしての形を維持できないわけですから、多少、筋トレの必要があるのかも知れませんが、日常生活が普通に出来ていれば、そういうことはないはずですね。

さて、①の脱力をすばやくする話は、以前にも書いたことがあると思います。そこで、今回は、②の指と指の独立性の話をしたいと思います。

隣り合った2本の指が、どの程度独立して動けるかをみてみると、人差し指-中指、中指-薬指、薬指-小指、の順に独立した動きが難しくなっていきます。そして、このことがバイオリンを弾くときの左手の動きにも影響していると思うんですね。特に重音やトリルなどで、それが分かります。

そこで、このような隣り合った2本の指の独立性を高めるための準備練習として、ストレッチのような方法があると思うんですね。これには、楽器を持ってやる方法と、楽器を持たずに出来る方法とがあると思います。

詳しく書くとごちゃごちゃしてきますし、たまには、皆さんの方で想像してみてください。。。(笑)。今後、ご要望が多ければ、この場でもいずれ(私なりの方法を)御紹介したいと思います。
by violink | 2004-11-18 00:59 | Practise
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