作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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弓を弾ませる弾き方について(リコシェ編)

こういう弾き方はいろいろありますが、今回は、リコシェという弾き方についてです。これは、ダウン1弓の中で、何回か弓を弾ませていくつかの音を弾くものですが、弓を弦に落とすのは一回だけで、あとは弓が持っている弾力に任せる弾き方ですね。

パガニーニのバイオリン協奏曲第1番の第3楽章とか、身近なところでは、ゴセックのガヴォットにも出てきます。この弾き方が上手くいくかどうかには、実は、楽器自体の発音の敏感さが絡んできますが、ここでは無視することにして、右手の動きに集中したいと思います。

さて、普通、リコシェで弾く音というのは、同じ音価の音が数音が並んでいるパターンであり、符点のリズムのように音価の違う音が並んでいることは、まずありません。そこで、弓を均等に弾ませることができるかどうかがポイントになってきます。

まず、右手の力を抜いて(=弓をただつまんでいるだけ)、弓を自然に弾ませる(=最初だけわざわざ弓を弦に落とす動作をして、その後は弓の弾力に任せる。)と、どうなるでしょうか。一回弾んだだけで二度と戻ってきません。これでは、いくつかの音を弾けないので、跳ね返ってきた弓を右手の人差し指でコントロールして、また弦にぶつかっていくようにします。このときの人差し指の使い方で、弓が弾む速さがコントロールできます。

さて、弓が弾む速さの話になってきましたが、これはまず、どのくらいの高さから弓を弦に落とすのかで変わってきます。それから、上に書いた人差し指の使い方でも変わります。この辺の感覚は、いろいろ実験してみると簡単に分かると思います。

もう一つ大切なことで忘れがちなことは、弓をタテに動かすスピードです。ボールを弾ませるときと同じように、弓を弾ませるときも、放っておくと最初が一番高くゆっくり弾み、そのうちに徐々に低く、徐々に速く弾むようになってきます。これは、同じ音価の音を数音弾ませて弾くには、都合の悪いことなんですね。

弾ませている間に弓のスピードを少し上げてみましょう。そうすることで弓は弾むためのエネルギーをもらって、弓が弾むときの高さやスピードがキープできるんですね。実はこのことを意識するだけで、リコシェが上手く弾ける可能性がとても高くなってきます。

弓の毛の張り方は、弓の弾力性を左右しますので、そのことも研究してみると何か発見があるかも知れません。(ただし張り過ぎないように。私の場合は、弓を張った状態で、弓の中央部分のスティックと毛の間の距離は4~6ミリくらいです。)

要は、弾力性のあるものを弾ませるときであれば、何にでもあてはまるようなことを、よく理解しながら練習するということですね。
by violink | 2004-04-24 08:35 | Bowing
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