作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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ピアノとのデュオについて

バイオリンのソロの名曲といえば、大抵、オーケストラ伴奏かピアノ伴奏か無伴奏ですね。このうち、アマチュア奏者にとって最も馴染みがある(=実現する可能性が高い)のは、ピアノ伴奏で弾くことでしょうか。。。

ピアノと一緒に弾くときに、まず気になるのは音量のバランスですね。
大抵は、ピアノがバイオリンの音を消してしまわないか、という心配だと思います。
音量的なことももちろんですが、ピアノの強いタッチにはバイオリンが抗しきれない、
ということも、確かにあります。

ただ、音量のバランスは、ピアノとバイオリンの両方の腕前にも絡むので、
ある程度は仕方がない部分もあります。
お互いにもっと上手くなるしかない、ということもあるでしょう。

それよりも、工夫をしてみる価値のあることとして、
バイオリンの発音のタイミングがあります。

ピアノのタッチに比べ、バイオリンの発音はどうしても遅れがちですので、
これを意識的に補正してみるということですね。更には、
音楽を引っ張って行くために、少し先に出るということもあるでしょう。

更には、ピアノと同時に出たのでは聞こえないので確信犯的に微妙に早めに出る、という人もいるかも知れません。微妙さ加減では効果的な場合もありますね。

適度なタイミングというのは、音楽全体を聞いてみて自然であればよいわけですが、
傾向的には、漫然と合わせているとバイオリンが遅めになりがちだと思います。

デュオの緊張感にもつながることなので、研究しがいのあるテーマだと、
僕は思っています。
by violink | 2005-07-18 23:06 | Performance
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