作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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練習内容を録音することについて

練習では、自分がやっていることを客観的に聞く必要がありますが、弾きながらそれをやるのは簡単なことではありませんね。そこで、練習を録音することが役に立つわけです。録音を後で聞き直すことは、様々な練習の段階で有効だと思います。大まかには、①自分が技術的に弾けているのかをチェックする段階、②自分が表現したと思うことが確かに音に表れているかを確認する段階、の2つに分かれると思います。ここでは、①を念頭に置いて書いてみたいと思います。

練習の録音をその後の練習に役立たせるためには、いくつかのことに気をつける必要があると思います。それはまず第一に、録音する場合はできるだけ曲を通して弾くようにするということです。弾けない箇所を何度も弾き直すということは、練習では当たり前のようにやっているわけですが、これを録音してしまうと、後で聞きなおすときにとてもイライラしてくるものです。

逆に、録音を聞き直すときは、自分は聞くことに集中できるので、サラッと弾き流すのを聞くだけで、どこに問題があったかは大体わかりますし、はっきり分からなければ、何度か聞き直せばよいことですね。

ですから、練習の中で、弾けないところを繰り返し練習することと、後で聞き直すために録音することとは、別々のこととして行った方が効率的だと、私は考えています。

気をつけることの第二は、聞き直すときにプロの演奏と比較しないことです。私たちは、CDなどでプロの演奏を普段から聴いているので、一旦楽器を置いて、聞くことに集中すると、どうしてもプロの演奏を基準にして自分の録音を聞いてしまいがちです。

しかし、プロの演奏は本番(ライブかスタジオ録音かの違いはあるにせよ)の演奏であって、技術面でも私たちよりはるかに高いレベルにあるのが普通であり、また、その奏者の考えによって音楽的な味付けがなされています。そういう演奏と直接比べて、自分の現在の演奏内容から課題を見つけ出すことには、かなり無理があると思いますね。

大切なことは、自分の目標とする点を設定して、それとの比較で現在の自分の演奏のレベルを捉えることですね。練習を録音して後で聞くことの意味は、現在の自分の演奏のレベルを客観的に把握することにあるわけですから、それをやる前に、目標を設定しておく必要があるんですね。

その目標とは、単に、こう弾けるようになりたい、という漠然としたものではなく、ここの箇所はこのテンポでこのくらいの精度で、という細かめの目標ですね。そのような目標を設定する際に、プロの演奏をいろいろ聴いてみることは参考になると思います。

最後に...練習を録音して聞き直したときには、自分はここまで下手だったか、とがっかりすることが多いものなので、それが原因で録音すること自体が嫌いになってしまうこともあります。しかし、これは、時々録音してみて、前よりこれこれの部分が改善されているということを実感するにつれて、気にならなくなってくるものだと思いますね。

今回も、ちょっと長くなってしまいました...。
by violink | 2004-05-02 23:09 | Practise
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