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アマチュアとしての本懐
先日、人前でソロ曲を演奏する機会がありました。
アマチュアとプロということをあまり気にしても仕方がないのですが、やはり、質の高い演奏という点では、アマチュアなりの制約がありますので、そういう制約を背負いながら人前で演奏することの意味について、自分なりにどう考えるか、という問題が、これまでも常につきまとってきました。 そのような中で、先日の演奏に対する反応を聞いて、自分なりに割り切れたことがあります。それは、聞き手が意味を感じてくれたかどうか。。。の一点に尽きます。 弾く側からすれば、人前で弾くこと自体が一つの経験ですし、目標となりますので、練習の張り合いにもなります。そういう意味があるのだと思います。その上で、聞く側にとってはどうか。。。この点は、実際には聞く人それぞれかも知れません。少なくとも、アマチュアの演奏に対して、聞く側が意味を見いだすとすれば、演奏の水準自体が高いということではないと思うのですね。 逆に、演奏の水準が高くても、それだけで聞き手が満足するのかといえば、そういうことではないと思うのですね。(これは、プロの演奏についても言えることかも知れませんが。。。) 話が深みにはまってきましたので、多少戻しますと、先日の演奏に対する反応は、「気持ちよかった」だったのですね。「上手かった」というコメントでなかったことに、僕はある意味を感じ取りました。(もちろん、上手くなかったからだとは思いますが。。。(笑)) 恐らく、演奏した場所の雰囲気、演奏した自分の心境、聞いていた人たちの心境、天気などなど、演奏の水準自体とは直接関係ないものも含めて、いろいろな要素が合わさってそのような印象が作られたのだと思いますが、とにかくも、そのような印象を持っていただけたことが、アマチュアの演奏家としてこの上なく幸せに感じたのですね。 何か、自画自賛のようになってしまいましたが、共感していただけるでしょうか?
by violink
| 2005-11-09 12:27
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