作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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和声と伴奏型からのインスピレーション

引き続き、チャイコフスキーのコンチェルト第一楽章から、今度は、第二主題を取り上げてみたいと思います。AGis-HAGisHA-HBCisHBCisH...という特徴的なメロディーですね。自分がこの曲を知らないと仮定して、このソロだけを取り出して弾いてみるとします。規則的な形をしていて、ある意味で単純な音型ですね。

さて、このメロディーに、自分なりに伴奏をつけてみようと思い立ったとします。どんな和音を用いて、どんな楽器で、どんな形の伴奏をつけるでしょうか。実際につけてみる必要はありません。つけてみたつもりになってから、実際の作品を聴いてみます。このような思考プロセスを辿ることで、漫然と聞いていたのでは見えてこないものが、随分いろいろとみえてくるものです。

この第二主題をソロは2回弾いていて、2回目はその先に発展していきますね。1回目と2回目の伴奏型の違いをよく聴いてみましょう。いろいろな違いがあります。さすが大作曲家だけあって、自分などには想像もしなかったような和声と伴奏型が、1回目、2回目とも繰り広げられています。

自分の想像力を研ぎ澄まして、これらの和声と伴奏型を聴くことに集中する中で、おそらく、こうした和声と伴奏型に支えられているソロのメロディーをどのように弾きたいかという、イメージが出てくると思います。そのイメージをどんどん具体化し、さらに、演奏方法という現実の話に落とし込んでいくという作業が、今回の話に関しての「練習」と言えると思います。

この「練習」は、楽器がなくてもCDがなくても、頭の中に曲が入っていさえすれば、どこでも出来ることですので、サラリーマンの平日の通勤時の練習としても実行可能ですね。この「練習」をするだけでも、自分が目指したい表現の形というものが、ずっと具体的になってくると思いますね。
by violink | 2006-02-15 06:50 | Interpretation
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