バイオリンの奏法について書かれた本は結構ありますが、さらに音楽作りまで踏み込んで書いたものには、僕自身は、ほとんどお目にかかったことがありません。皆さんは如何でしょうか?
ソロ用の楽譜の中には、プロの演奏家の注釈付きのものもありますが、これも、その曲のその箇所をどう弾くか、という具体的なアドバイスで、これはこれで大変役に立つのですが、一方で、何故そうするのかについては、自分で理解を深めていくしかないと思います。
ところが、ピアノ関連の書籍となると事情は一変し、奏法から音作り、響き作り、音楽作りまで書かれた本が結構あるようです。やはり、ピアノはピアノだけで音楽作りが完結する作品が大半であるのに対し、バイオリンの場合は、無伴奏の作品は例外として、大半の作品は伴奏なり合奏なりの形になって初めて音楽が完結する、ということと関係があるのでしょうか。
いずれにせよ、楽器の違いはあるので、メカニックに関する話は直接参考にはなりませんが、音楽作りに関する話は結構参考になると感じています。僕なりに掴めたことを、いずれ、このブログでも書き込んでいこうかと思っています。