作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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美しい音を出すために

バイオリンの美しい音は、弾く人も聴く人も魅了してやまないものですが、その本質は正しい音程と豊かな響きにあるので、美しい音を目指した練習は、これらを分けて行うことが多いと思います。大まかには、音程は左手、響きは右手の練習になってきます。

さて、音程については、正しいかどうかが問題になりますので、誤りを正していくというアプローチになりますね。(音楽表現上、敢えて高め(低め)にとるということはあるでしょうが。)逆に、○×がはっきりしやすいので、どこに問題があって練習が必要か、ということが分かりやすいと思います。

音程の練習に関して難しいのは、正しい音程が分かっていても、諸般の事情からその音程を安定的にとることができないケースが多いことですね。諸般の事情とは、左手のメカニックに関するいろいろな問題です。一つの音の音程をとるにも、その音の前後の音列如何で、左手がその音程を取りに行くプロセスは、千差万別ですよね。現象としては、音程がとれていない、というただ一言で済むことが、原因としては様々なものがあるので、それを正しく把握して、しかも、その問題を取り除くための効率的な練習方法を考案しないといけません。

一方の響きについては、どうでしょうか。

僕が難しいと思うことは、響きについては、音程以上に主観的な要素が入ってくるために、なかなか、「これが良い響きというものだ!」と断じることができないことに起因するものです。どのように楽器が鳴っている状態を、よく響いている状態というのか、統一されたイメージがあるわけではないと思います。

そんな中で、自分が良い音だと思える音の響きのイメージを持つ、ということが大切になってきます。そして、そのためには、バイオリンの音そのものに対する自分のセンスを磨いていくことが必要になると思いますね。

バイオリンという楽器は、音程が違うと、木の振動の仕方が変わります。木材は均質ではないので、振動の仕方には個体差が大きいと思いますが、いずれにしても、音程が違うと木の振動の仕方が変わるので、音毎に響きや音色も微妙に違っています。

そんな中で、名手の演奏などを聞いて、自分の好みがはっきりしている音に意識を集中して、その響きや音質を追求する中で、音程の違いに依存しない、良い響きに共通するファクターが感じ取れるようになるように思いますね。
by violink | 2006-03-20 07:00 | Sound
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