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全ての音にヴィブラートを!!
ヴィブラートをかける・かけないは、音色に表れますよね。ヴィブなしですと、どうしても音が鋭い感じがしますし、何しろ、無機質な感じに聞こえますね。
それで、全ての音にヴィブラートを!!となるわけです。が、 だがしかし、そう簡単には行きません。やはり、習慣になるまでには、それなりに意識的にやらないと、いとも簡単に、あの音が、この音が、ノン・ヴィブになってしまいます。 特に、ノン・ヴィブになりやすい音。。。それは、短い音ですね。一応、ヴィブラートというものには、音域によって速さを変えて、幅を変えて、とセオリーどおりのアプローチはあるのですが、短い音では、そうも言っていられません。せめて、一往復半くらいはしないとですね、ヴィブラートをかけたようには聞こえないんですね。 そこで、短い音では速いヴィブラートが必要になりますし、幅も狭いのがベターですね。この辺はやってみると分かります。短い音で幅広のヴィブをかけると、音程も何もあったものではありません。 しかし、短い音にまでヴィブラートが綺麗にかかっていると、もう、楽器の響きが全然違ってきますね。是非、目指したいものです。 ちなみに、KURTURというレーベルで出ているハイフェッツのビデオでは、ヴィニャフスキーのスケルツォ・タランテラのスローモーションが収録されているのですが、あの早回しの一音一音にヴィブがかかっていることが分かります。正直、圧倒されましたね。
by violink
| 2006-03-27 20:11
| Vibrato
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