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3連符で一番大切な音は?
ブラームス交響曲第4番。。。それは、僕にとっては、大学オケでコンマスを務めたときのメインの曲でして、それこそ、スコアの隅々まで目を走らせ、本番の後では、打上げでの酔いの勢いに任せて、指揮者の先生に、本番でお使いのスコアを所望し、いただいてしまったほどの曲なのですが、本日、通勤途中で、久しぶりに全曲を通して「聴いて」みました。
第1楽章の第2主題というのでしょうか、木管がDis-(E-F-Fis) Fis-E-Dis C-(Cis-Dis-E) B-(H-Dis-Fis) H...というところです。ハイフンがないところが小節線で、カッコで括ったところが3連符になっていますね。どこのことかイメージできますか? ここを頭の中で流しながら、(もっと正確に言うと、その直前のところ(=低弦が3連符を弾いているところ。)からのつながりを「研究」していたのですが。)ふと、3連符の音の移り方のタイミングに思いが集中したんですね。 一般に、4拍子系の曲の中で出てくる3連符には、意外さ・新鮮というニュアンスがあると、僕は思っています。ここの木管は、どちらかと言えば意外さよりも新鮮さかな、と思いますが、それをよく聞かせるためには、2つ目の音への移り方が大切だと思っています。ここで「3連符だ!」ということが認識されるからですね。 そういう耳でいろいろ聞いてみると、ここの移り方が微妙に遅くて、重たい雰囲気になってしまうことが、よくあるんですね。2つ目の音が遅くなると、3つ目の音も必然的に遅くなってしまうので、全体が遅く重たく聞こえてしまうんですね。 逆に、2つ目の音がスパッと移れると、清々しい3連符のニュアンスが出ると思います。そして、このニュアンスに慣れると、「病み付き」になりますね。 さて、忘れがちなのは、3連符があれば、その後にいつもの2連の世界に戻るということですね。その瞬間に「戻った!」ということが聞こえないといけないわけです。そのためには、どんな工夫がありますかね? 僕なりには答があるのですが、敢えてopen questionということにしておきたいと思います。答は、みなさんにお任せします。。。(笑)
by violink
| 2006-05-25 21:49
| Rhythm
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