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音楽の味付けとテンポ
インテンポと聞くと、まず、同じテンポを保つことを考えますね。逆にインテンポでないとは、楽譜に異なる速度標記がしてあったり、アッチェレやリットが出てくるところだと思います。
さて、テンポの揺らぎということを考えてみると、楽譜に書くほどのことでもなく(=書いていてはキリがなく)、また、そうだからと言って、いわゆる「インテンポ」とも違うということだと思います。 楽譜に書かれず、しかも、いわゆる「インテンポ」でない、中間のテンポ・コントロールというものが、音楽の味付けの上で、とても大きな意味を持っているということを、最近、感じています。 これは、テンポという言い方もできますし、もう少し細かく、それぞれの音の入るタイミング、次の音に移るタイミングという言い方もできると思います。 音量や音色によってつく表情も確かにあるのですが、これらはいわば基本的な味付けの部分なので、小回りが利かないというか、音量や音色をいじってしまうと、それこそ、味付けが大きく変わってきます。 テンポの微妙なコントロールに気を使うことで、その小回りが利いて、微妙なニュアンスが表現できるように思います。 例えば、先日のメモで取り上げたブラームスの交響曲第4番の第1楽章ですが、冒頭のバイオリンに出てくるHG、EC、AFis、DisHという動き一つをとってみても、下行と上行の2つの音の動き方を別々に意識してみると、うねりのようなものを上手く表現できると思うんですね。 こういうことを、音の小さな塊、大きな塊、というようなそれぞれの単位で「実験」してみることで、立体的な構造が表現しやすくなると思います。 今後、いちいちこのブログに書きませんが、個人的には、このようなアプローチでいろいろなシンフォニーを捉え直してみて、何れは、どこかのアマチュア・オケで、下振りや分奏の一歩手前の段階で、実験をさせてもらえないかな。。。と、秘かに夢見る今日この頃です。全然、秘かじゃありませんが。。。(笑)
by violink
| 2006-06-04 12:54
| Expression
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