作者自身の頭の整理のためのメモです。その時々の思いを綴っていきますので、過去記事と内容の重なりがあるかも知れません。(リンク・フリーです。) Photos in the articles: Courtesy of Tarisio Auctions
by violink
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楽器屋の選び方について(総論)

 以前にも少し書きましたが、楽器屋との付き合いは、楽器を購入することに始まり、楽器のメンテナンス(調整)、楽器の買替え(下取り)など多岐にかつ長期にわたっていくものです。

 これらのことを1軒の店でまとめて行う必要は必ずしもありませんが、どこの楽器屋でも自分のところで楽器を購入した客を大切にしますので、楽器の購入以外のことについても出来るだけその店で行うようにした方が、客にとってメリットがあると思います。

 そう考えると、要はこのような一連のことを安心して相談できて、しかもトラブルなく対応してくれる店を探すことが大切になってきます。そのためにはお店としての専門的知識の蓄積、売買・修理の経験の蓄積が重要です。

 では、こうしたものを持った店かどうかをどうやって見極めるのか。これは至難の業です。お客の側に同程度のレベルの知識・経験があれば一目瞭然なのでしょうが、そういう知識・経験がないからこそお店を頼るわけですから(笑)。

 例えば、自分の周りの人が長期的に付き合っている店があるならば、そういう店に行ってみるのも一つの考え方だと思います。自分にとっての1軒を探し出すために、いろいろな楽器屋に出入りしてみるというのも、一つの考え方ですが、このアプローチで気をつけなければいけないのは、楽器屋同士の比較というのは、思うほど簡単なものではないということです。

 楽器屋はそれぞれの商売のコンセプトを持っていますので、単純比較はできない場合が多いですね。逆に、比較したつもりになっても、それは同じ製作者の楽器の価格の比較をしているだけということもあります。(楽器は同じ製作者のものでも個体差があるものなので、より安い方がお買い得ということでは必ずしもないところが難しいですね。)

 したがって、楽器屋同士の比較をするだけでは、自分が付き合う1軒を絞り込むところまで行き着かない場合が大半です。

 ではどうすればよいか。基本的には、①楽器屋が当然備えていなければいけないファンクションをその楽器屋が持っているか、②楽器屋としての識見・モラルがきちんとしているか、③その楽器屋の判断を自分は受け入れられるか、といった点に集約されてくるのではないかと考えています。詳しくは、次の機会に書きたいと思います。
by violink | 2004-06-29 12:27
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